20世紀の間に、地球の平均気温は約0.6℃上昇しています。 北半球のデータによると、過去1000年でこの気温の上昇スピードは最大。1990年代は最も暖かかった10年。1998年は最も暖かかった年でした。 2100年には、気温は1990年からさらに1.4〜5.8℃上昇すると予測されています。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第2次評価報告書(1995)の1.0〜3.5℃の上昇に比べて、大幅に上方修正されました。
日本の二酸化炭素排出量は、およそ12億4,800万トン(2002年度)。その中で自動車が占める割合はおよそ2割です。二酸化炭素はみなさんの家庭のさまざまなところから出されていますが、自動車からの排出が一番多く、次に動力・照明、暖房、給湯の順で多くなっています。自動車ユーザーが地球温暖化防止のために、エコドライブを行う意味は大きいといえます。 温暖化の問題では、乗り物が走る時に直接に出す二酸化炭素だけでなく、エネルギーの大もとから考える必要があります。例えば、電車は二酸化炭素を出しませんが、電気を起こす発電所で出しています。それを計算しても、電車は車より環境負荷の少ない乗り物です。 自動車ユーザーは、なるべく自転車や公共の交通機関の利用を心がけたいものですが、なかなかそうもいかない場合もありますね。そんな時はぜひ実践しましょう。