スポーツジムやヨガに通い、食生活に気を配り、アートに興味を持つなど自己啓発に努め、社会貢献している企業の製品や環境負荷の低い商品を選択するというような、心と体の健康と地球環境に配慮したライフスタイルを志向する人が増えている。こういった健康と持続可能性を重視するライフスタイルをLOHASという。LOHAS とはLifestyles Of Health And Sustainabilityの頭文字をとった言葉で、そもそもは、1998年に米国の社会学者のポール・レイ博士と心理学者のシェリー・アンダーソン博士が提唱した。レイ博士は1986年から15年間にわたって約15万人を調査、これまでには見られなかった新しい価値観、世界観、ライフスタイルを持った層を発見し、これらの人々を「カルチュラル・クリエイティブス(生活創造者)」と名づけて、LOHASの中心層であると位置付けた。