『緩速ろ過方式』の大街道浄水場では、砂の層にゆっくり時間をかけて水を通し、微生物に汚れを食べてもらいます。
この日は汚れた砂の削り取り作業をしており、ろ過池の砂の表面1cmだけを、手際よくスコップで削り取っていく姿は職人芸でした。削った砂は洗って繰り返し使うこと、沈殿池の底に沈んだ泥は天日乾燥して路盤材などにリサイクルすることを聞いた子どもたちは、「無駄が無いんだね!」と歓声をあげていました。
『急速ろ過方式』の須惠山浄水場では、薬品をたくさん使うことで緩速ろ過方式よりも速く大量の水をきれいにします。近年では、必要な給水量を確保するために急速ろ過方式の採用が多いということでした。
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