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街角ECOレポート Vol.2『せっけんひとつでピッカピカ☆』 

  先日ふらりと事務局に立ち寄ってくださった、モニターの瀬戸節子さんとお話をしていたら、話題はせっけんと洗剤の話になりました。
 食器洗い用洗剤、洗濯洗剤、シャンプー、ボディーソープ、ハンドソープ、浴室用洗剤、窓ガラス用洗剤…あげたらきりがありませんね。洗うものに応じてその分だけ洗剤の種類があります。でも、もともとはすべてひとつの「せっけん」で済んでいたはずです。普段何気なく購入し、利用しているこれらの洗剤ですが、本当にこんなにたくさんの種類が必要なのでしょうか?とても便利な洗剤ですが、ちょっと環境への影響も気になります。

 そこで今回は生活に上手にせっけんを取り入れている瀬戸さんに、せっけんについてお話を伺いました。

―何かきっかけはあったのですか?
―活動上、より良いものを生産者に求める立場にありました。安全なものを求めていたので、「安全なものが欲しいなら、自分たちもその環境を守る必要がある」と学びました。昔はせっけんを使うのはあたりまえだったでしょ。洗剤が世に出だしたころにも「あ、私にはあわないだろう」と思ったので、ずっとせっけんを生活のあらゆる場面で使っています。食器洗いもシャンプーも。


―あらゆる場面でせっけんをお使いとのことですが、何かオススメな点はありますか?
―先ほどもお話したように、お肌にやさしい!肌の弱い私にとっては大切なことです。丈夫な人には実感してもらえないかもしれないけど、体にも環境にも成分を考えてみれば、合成洗剤よりもせっけんのほうがいいはずなのよ。
いろんな種類の洗剤を買わなくて済むから、経済的にもいいんです。「せっけんひとつでピッカピカ☆〜すべてひとつのせっけんできれいになる〜」という言葉があるんですけど、これって本当なんですよ。
―せっけんカスが残ってしまうという話もよくききますが、上手な利用法は?
―せっけんも以前よりだいぶ使いやすくなっていますよ。でも、使いすぎは環境に良くないし、洗濯に使う場合はたくさん入れすぎると水に溶けきらないでカスがのこってしまうことがあります。失敗しないコツは分量をしっかり量って、せっけんをよく溶かすことですね。
主人のワイシャツは襟とそでの部分に軽くせっけんを滑らせて、あとは水だけを入れて洗濯機で洗ってしまいます。せっけんはもうつけてあるからいらないでしょう?それから脱水せずに水分を含んだまま干します。こうすると、水の重さでしわが伸びてアイロンがけが楽なんです。

―せっけんを選ぶ時のポイントはありますか?
―表示をちゃんと見ること。せっけん製品はタンパク質を壊しません。せっけんのニオイが苦手な人はゼリー状のカリせっけんがおすすめです。せっけんにはさまざまな種類があるので、自分にあったものをぜひ探してみてね。

取材をしてみて…
 せっけん、合成洗剤にはそれぞれ利点・欠点があります。どちらかが圧倒的に環境によく、どちらが環境に悪いとは言えません。でも、瀬戸さんのお話を伺っていて感じたことは、瀬戸さん自身がせっけん生活をとても楽しんでいらっしゃるということです♪手荒れが気になるこの季節…毎年手荒れでお悩みの方は、試しにせっけんに切り替えてみてはいかがでしょうか?

Report 星和佳子

 

 
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