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教科書リユースと紙リサイクル
~学生にできること @キャンパス~ |
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環境サークル RNECS 【仙台市青葉区/学校】 |
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◆参加人数:20名 |
◆ 活動期間:2000年1月~現在 |
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私たち環境サークルRNECSは、環境問題に興味を持つ学生が集まったサークルです。
RNECSでは自分たちで環境活動に取り組んでいこう、そして周りの学生にも活動に関わってもらえたら、そんな思いを持って活動しています。学生として何ができるかを考えたとき、思い当たるのはやはり自分たちの日常である学内での活動でした。学校で学生に対して何かできないかを考え、現在RNECSでは主な活動として、学校内での資源活用の取り組み①教科書リユース市「ぶっくる」②紙資源の回収を行っています。
教科書リユース市「ぶっくる」とは、学生に使い終わった教科書の回収を呼びかけ、集まった教科書を次年度の新入生に無料で配布するものです。大学の教科書は対象の講義が終わると使わなくなってしまうものが多くあります。半年で使い終わり、使わなくなったものは、押し入れの奥で積まれていたり、そのまま捨ててしまったりする人もいるようです。それでは教科書がもったいない、そんな思いからRNECSでは2年前から「ぶっくる」を始めました。
昨年度末には学校での回収市、講義棟談話室や大学の寮への回収BOXの設置をして教科書の回収を呼びかけ、およそ60冊の教科書を集めることができました。これと前年度の回収分を合わせておよそ100冊を用意して、今年度春に新入生に無料で教科書を配布する配布市を行いました。
配布市では、用意したもののおよそ半分を新入生に無料で配布し、同時に教科書の種類や冊数が新入生の欲しいものと合わないなど課題も見つかりました。今年度は前期の終わりに同様の回収市を行って10冊ほどを回収しました。まだ規模も小さく課題も多くありますが、同級生を対象にした活動として私たちもやりがいを感じています。今後少しずつでも規模を大きくしたいと考えており、次は今年度末の教科書回収に向けて準備をしていこうと思います。
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紙資源回収の活動に関しては、昨年度までは、食堂に紙回収BOXを設置すると共に、集団資源回収を行って紙資源の持ち込みを呼びかけていました。しかし、集団資源回収では、市による紙類の回収が始まったこともあってか最近はあまり集まらないのが現状でした。それならば学内での回収に取り組もうと話し合い、今年度は食堂に加えて、新たに講義棟の談話室にも回収BOXを設置しました。
夏休み前で、設置期間はまだ1週間ほどだったのですが、弁当の容器を20枚ほど集めることができ、継続すれば予想以上に効果も大きいのではないかと考えています。(学校で売っている弁当の紙容器が、紙資源としてリサイクルできるものになっています。)
今後はこの回収BOXを使って、弁当容器の回収も呼びかけていきたいと考えています。活動を通して、自分たちの大学の学生、他大学の学生、社会人の方など様々な人たちと話をすると、環境活動に対して人それぞれに様々な意見があることに気づかされます。時に意見の違いに戸惑ったりしながらも、キャンパス内で環境サークルという立場で、自分たちにどんなことができるのか、それを考えることを大切にしたいと思っています。
一方で、ぶっくるや紙回収BOXの取り組みで、周りの学生が協力してくれたときにはとてもうれしく、やりがいを感じます。これは周りの学生にも環境活動に関わってもらえた、自分たちがそう思えるからなのかもしれません。まず自分から、そしてRNECSで、さらに周りの学生へ。自分たちが頑張れる、周りのみんなにも関わってもらえる、そんな活動をRNECSはこれからも目指していきます。
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