日時:5月15日(金) 10:30〜12:20
場所:尚絅大学内 実験室
対象:尚絅大学生活環境学科 3年生9名
内容:環境学習の方法の紹介と実演練習
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尚絅大学生活環境学科の3年生、実は8名が今年の春から地球温暖化防止活動推進員として委嘱を受けました。今回はその8名を含む9名の方々を対象に環境学習の方法について出前講座を行いました!
@ 未来は変えられる 一つ目は「未来は変えられる」。まず環境教育の目的は「環境に配慮した行動を実践する人間を育成すること」、つまり知識を得て終わりではなく、そこから実践に移すまでが環境教育の目的であることをお話しました。しかし、ただ環境について話すだけ、プログラムをマニュアルどおりにこなすだけでは、なかなかその目標を達成することはできません。
そこで、相手の立場に立ち、どうしたら相手が理解しやすいか、実行に移そうと思ってもらえるかを考えることが重要であることを踏まえ、皆さんに小学校5年生対象と仮定して「未来は変えられる」の一部を実演してもらいました。
短い時間だったにも関わらず、随所に工夫が盛りこまれた実演に、センター職員も参考にしたいと思う点が多々ありました。質問を投げかけて飽きないようにしたり、自分の経験を交えて温暖化は身近なものであると感じさせるエピソードを紹介したり・・・「夏の東京の18時の気温が43℃になる」という予測も、「仕事が終わって汗をたらしながら家に帰るかも・・・」と一言添えるだけで、ぐっと現実味が増して感じられました。
真剣に考え、一生懸命実演する皆さんに、センター職員もとても刺激を受けました!
A ワットアワーメーター ニつ目はワットアワーメーターを使っての環境学習の方法です。電球比較装置を使用したり、事前に受講者に自宅の家電の電力消費量を測ってもらうなど、さまざまな方法を紹介しました。そして、どんな方法であっても、ポイントは驚きと気づきを与えること。同じ内容であっても、話す順序が違うだけでインパクトがなくなり、温暖化問題に対する関心を引き出せなくなってしまうかもしれません。驚き、気づきから行動に結びつけていくことが必要だとのくだりでは、皆さんはうなづいてメモを取りながら話を聞いていました。
そして何よりも大切なのは、人前に立って話す経験です。学生のうちはなかなかないかもしれませんが、一つ一つの経験を糧にして皆さんが活躍することを祈って、尚絅大学を後にしました。
(E)
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環境学習について講義
大切なことや目的についてなど
学生が実演の練習
みなさん懸命に原稿を書いて話していました。 |