センターの活動や近況を報告するページです。
講演やイベントの報告などいろいろ載せています。
センター予定



日付 タイトル
2011年2月
  5、6日 【イベント報告・推進員】地域から低炭素社会を!「ストップ温暖化大賞 低炭素杯〜低炭素地域づくり全国フォーラム〜」
  7日 【環境学習】「地球温暖化ってなんだろう?」仙台市立幸町小学校での環境学習
    20日 【推進員・イベント報告】NetPAGW主催「課題解決に向けて直面する課題と解決策を探る」開催報告
25日 【取材報告】気候チャンピオン近況報告!
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 2011年2月5、6日(土、日) 地域から低炭素社会を!「ストップ温暖化大賞 低炭素杯〜低炭素地域づくり全国フォーラム〜」 

日時:2/5(土)13:00〜18:30
    2/6(日)10:00〜15:30
 場所:東京大学 本郷キャンパス
 内容:@参加団体によるプレゼンテーション
     A分科会
      「伝える力、広げる力」【コミュニケーション力】
       コメンテーター:坂西元氏(構想博物館主任研究員)
       ファシリテーター:庄嶋孝広氏(市民社会パートナーズ代表)
     
      「地域おこしと企業」【地域活性化】
       コメンテーター:関正雄氏(株式会社損害保険ジャパン 理事 CSR統括部長)
       ファシリテーター:川北秀人氏(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表)

    B低炭素杯2011〜ストップ温暖化大賞〜記念シンポジウム
      「エコで快適な住まいで低炭素社会を実現しよう!」
       コーディネーター:赤池学氏(株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所所長)
       パネリスト:小宮山宏氏(三菱総合研究所理事長、東京大学総長顧問)
              大竹俊夫氏(トステム株式会社取締役社長)
              菊川怜氏(女優)
    C表彰式
 ウェブサイト:http://teitansohai.jp/

【プレゼンテーション】
 全国から47の地球温暖化防止の取り組みを行う方々が集まり、熱気溢れるプレゼンテーションが行われました!4分間という限られた時間の中で寸劇や仮装などの工夫を凝らした発表に、会場には笑い、感動、驚きの声が広がり、計5時間半という長時間でしたがあっという間です。
  
 宮城県代表の山ア義幸さんは、ミネ幼稚園教諭の佐藤美貴さんと二人で発表を行いました。

 会場となった安田講堂は有形文化財に登録されていて写真撮影禁止のため、皆さんにお見せできないのがとても残念!家庭でのエコを出発点として「座禅で通っていた」という長泉寺、その付属幼稚園であるミネ幼稚園、さらには中学生など地域のたくさんの人々を巻き込んだ活動の展開に観客は目が放せなかった様子。そして発表の最後には笑顔で大きく手を振り、会場が暖かな雰囲気に包まれました。
 山崎さんは優秀賞を受賞され、講堂前で記念撮影。講演活動などの合間をぬって、発表の用意は大変だったことと思いますが本当にお疲れ様でした!

 応援に駆けつけた同じく推進員の3期生佐々木一郎さん、宮城県職員の担当者さん、センター職員2名は異口同音に「安田講堂のステージに立てるなんて貴重な経験!」。センター職員は重厚な雰囲気の中で堂々と発表する山崎さんと佐藤さんを応援と憧れのまなざしで見つめていました。

  
東京大学安田講堂で開催
 
(一番左)佐藤さん (左から2番目)山ア義幸さん 
(右から2番目)玉手彩さん (一番右)佐々木一郎さん


【分科会】
1.「伝える力、広げる力」【コミュニケーション力】

 山アさん、佐藤さん、同行されたミネ幼稚園玉手彩さん、佐々木一郎さんは「コミュニケーション力」をテーマとした分科会に参加しました。
  
 まずはコメンテーターの坂西元氏から「コミュニケーション」についてのお話。「今は集団知が評価される時代になってきて、インターネットで言えば検索サイトよりもfacebookなどのソーシャルネットワークサービスが力をつけている。」「これからは『Eコミュニケーション』が大事。Eはいろんな単語が考えられると思いますが、例えばElectric(電子)、East(アジア)、Energy(情熱)」。

 Energyの例では緑のカーテン応援団を紹介。緑のカーテンを推進するべくハンドブックを作ったり講演会を何度も開催するうちにつながりがつながりを呼び、今では海外からも講演の要望が来るほどになったとか。
  
 その後グループに分かれて自分の活動を発表し、つながりを広めていくには何が重要か意見を出し合います。最後のまとめでは宮城県代表の取り組みが「素晴らしい流れ」と評されセンタースタッフも誇らしくなりました!

 今回低炭素杯を通してたくさんのつながりが生まれました。このつながりがどんどん広がってほしいですね。
 
 
熱気溢れる分科会会場

    

 


【シンポジウム】
 住宅の高断熱高気密化をすることでCO2排出量を削減することは、今後取り組むべき大きな課題です。シンポジウムでは小宮山宏氏の自宅、通称「小宮山エコハウス」や株式会社トステムの省エネルギー住宅についてお話がありました。

 「小宮山エコハウス」は8年前に建てられ、なんとエネルギー使用量が80%減!小宮山氏からは「住みよい社会を作るために必要な要素の一つはエコロジー、一つは高齢化社会への対応、もう一つは雇用。グリーンイノベーションは重要な要素です。」「日本は南北に長いので地域によってどんな形が最適化は異なる。だから地域を良くするためには地域の人々が立ち上がることが重要です。」との言葉。会場の皆さんは大きくうなずきながら聞いていました。

 また、パネリストの一人である菊川怜氏は「イノベーションは自分たちがどのように生きていくか、その実現のための方法。やりがいや喜びのある社会のためにグリーンイノベーションが必要だと思います」と東京大学建築学科卒業という経歴やアイスランドなど海外の訪問の経験と共にお話していました。

 「環境にやさしいこと」は「我慢すること」ではない。今回のシンポジウムのお話と和やかな雰囲気に改めてそう感じました。


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 2011年2月7日(月) 「地球温暖化ってなんだろう?」仙台市立幸町小学校での環境学習

日時:2/7(月)10:20〜12:20
場所:仙台市幸町小学校理科室
対象:5学年56名
内容:地球温暖化の基礎知識、未来は変えられる、エネルギーバッグ

 昨年に引き続き幸町小学校にお招きいただきました!
 
 今年の5年生も元気いっぱいです!「身近ではどんなところから二酸化炭素が出ていますか?」の質問には「ハーッ」と大きく息を吐いて「ここ(呼吸)!」。その通り!一番身近なのは私たちの呼吸ですね。ではその他には・・・?

 「電気!」「ガス!」「ガソリン!」「灯油!」など後ろの席からも大きな声で答えてくれます。エネルギーを使うと二酸化炭素を消費するということを確認した後で、「未来は変えられる」と「エネルギーバッグ」を合わせたプログラムでこれから地球温暖化でどんなことが起こると言われているか、そしてそうならないためにまず自分たちの生活を見つめなおします。

 授業の最後には「自分の生活が温暖化と関係があることがわかった」「これから環境にやさしい生活をしたい」という感想をもらいました。家に帰って家族の方々にも是非その気持ちを伝えてくださいね!

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 2011年2月20日(日) NetPAGW主催「課題解決に向けて直面する課題と解決策を探る」開催報告 

日時:2月20日(土)13:30〜16:30
場所:宮城県婦人会館(みやぎNPOプラザ3階)
主催:宮城県地球温暖化防止活動推進ネットワーク(NetPAGW)
共催:ストップ温暖化センターみやぎ、仙台広域圏ESD・RCE運営委員会
後援:宮城県、環境省東北地方環境事務所、東北環境パートナーシップオフィス、河北新報社、KHB東日本放送
内容:第1部 基調講演「地球環境問題と市民活動に求めること」
          講師 宮城県環境生活部参事兼環境政策課課長 後藤康宏氏

    第2部 パネルディスカッション「課題解決に向けて直面する問題と解決策を探る」         【コーディネーター】
           宮城教育大学環境教育実践研究センター 准教授 島野智之氏
         【アドバイザー】    
           宮城県環境生活部参事兼環境政策課課長 後藤康宏氏
             NPO法人杜の伝言板ゆるる 代表理事 大久保朝江氏
         【パネリスト】     
           NPO法人森は海の恋人 副理事長 畠山信氏
             かじか村「相川マタギ会21」代表 千葉隆雄氏
             NPO法人蕪栗ぬまっこくらぶ 副理事長 戸島潤氏
             NPO法人水守の郷・七ヶ宿 副理事長 海藤節生氏
             宮城県地球温暖化防止活動推進ネットワーク委員長 菅谷匡氏
    
    第3部 共同宣言「地球環境保全啓発活動にさらなる活力を呼び込もう」
 
当日配布された資料と
NetPAGWさんのバッジ

 以前にお知らせしていた宮城県地球温暖化防止活動推進ネットワークさんのイベント報告をいただきました!
異なる分野で活躍する市民活動団体が一同に会してのパネルディスカッションでは、活動を行う上で抱えている資金や人材育成など課題について語られました。たくさんの来場者の方々はイベント終了後に名刺交換、意見交換を行い、交流の場ともなっていたようです。

以下、いただいたご報告です*********************************
 
開催当日の20日(日)は春暖の天候にも恵まれ、仙台榴ヶ岡ので13時半から16時半を超えて、主催の『環境フォーラム by 市民活動団体 2011;課題解決に向けて直面する問題と解決策を探るー将来世代につなぐ地域基盤づくりに取り組む地球環境保全活動の活性化に向けて』に43名の参加を頂いて実施しました。

このフォーラムは、県内各地からそして多方面の職種の参加者であったことが特徴的です。
参加者の皆さんは長時間にも拘らず、講師・アドバイザー・パネリスト・コディネーターの一人一人の発言に聞き入り会場全体が一つとなっているようでした。
 さまざまの課題を共有することで活動のバリエーションも広がりそれぞれの立場での視点の違いはあるが所詮一市民、地球人であること、それらの視点も共有できたように思える。参加者が地域に戻りその場での課題解決のため出来ることからのスタートラインになったことでしょう
 
 
                  会場の様子              
 

 会場には尚絅学院大学学生作の
ピカボード

       署名した宣言書
    (画像クリックで拡大します)
 

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 2011年2月25日(金) 気候チャンピオン近況報告! 


今年度センターがサポートしている「気候チャンピオン」プロジェクト!!
これまで行ってきた取り組みについては過去の記事をご覧下さい。
  【2010年7月 任命式】    
  【2010年8月 クライメイトキャンプ】  
  【2010年10月 宮城県農業高等学校の取り組み紹介】
  【2010年11月 東北生活文化大学高等学校の取り組み紹介】
  【2010年12月 中間研修】
 
前回の取り組み紹介から4ヶ月。あれから気候チャンピオンの皆さんはどんな活動を行ってきたのでしょうか。
近況をお知らせします!

【宮城県農業高等学校】
●プロジェクトの近況
昨年12月に行われた「農業クラブ」県大会に出場し、2年生が発表を行いました。緊張しましたが、プロジェクト部門で優秀賞を受賞!今年8月に行われる東北大会に出場が決定しました。
LEDの光のみで育てた水菜と畑で育てた水菜を比較するため、食品センターに分析をお願いしました。分析の結果、ビタミンCの値はほとんど変わらないということが分かりました。安全も確認された上で、早速試食。味もほとんど変わりませんでした。

●今後について
プロジェクトを引き継いだ2年生は、いよいよ3月から自分達の研究を始動します。植物工場で育てた野菜の販売や、地域住民への普及を新しく始めたいと思っています。

●高橋知仁さん(3年生)から後輩の皆さんへメッセージを頂きました。
「3年生の研究で基礎を作りました。データも沢山とったので、それを活用して発展していって欲しい。」

引き継いだ2年生の皆さんも、失敗を恐れずに新たなことに挑戦し発展させていきたいとの意気込みです。



LEDのみで育てた水菜
 
太陽光育てた水菜

 宮城県農業高等学校の皆さん
【東北生活文化大学高等学校】
美術が盛んな東北生活文化大学高等学校。校内に入ると目に入るのは、生徒の皆さんの作品と思われる彫刻、絵、漫画、ウエディングドレスまで・・・!アートの精神はエコへも生かされています!
中間研修にも参加した加藤未来さん(2年生)にお話を伺いました。

●プロジェクトの近況
昨年作ったペットボトルモンスターを解体し、ポリオワクチン購入に寄付しました。今は、校内や地域へキャップ回収を呼びかけるポスターを作っています。
キャップ回収は継続しており、地域の福祉施設にもキャップを集めて頂きました。冬は、タンブラーを持ってくる生徒が多く、他の時期に比べ集まるキャップの数は少ないです。

●今後について
キャップ回収は続けいき、集めたキャップで新たなエコアート作品を作りたいです。新たに始めたいこととしては、中間研修で得たアイデアをもとに学校の畑を使って何か植物などを植えたりして、畑を有効活用していきたいと思います。

東北生活文化大学高等学校のキャップを集める活動は地域へと広まりつつあるようです。

 
「集めたキャップを色分けしています。」
カラフルですね〜

 
東北生活文化大学高等学校の皆さん
気候変動を止めるための活動といっても、高校によって取り組み方は様々です。それぞれの高校の特色を生かした活動を行い、これからも新しいことにチャレンジしていきたいと熱意のある気候チャンピオンの皆さんでした! 
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