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「グリーン購入とは」 |
皆さんは、「グリーン購入とは?」と聞かれてどう答えますか。
「環境に配慮した商品を選んで購入すること」と答える人が多いのではないでしょうか。
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グリーン購入ネットワーク*1の方が、ある環境のシンポジウムの席で話されていたのは、
『グリーン購入は、環境に配慮した商品を購入することだけではなく、それ以上に大切なことは、必要なものを必要なだけ購入する心がけの取組みです。経済原則に反して消費がなくなる事を推奨しているのではなく、
私達は、大量生産、大量消費、大量廃棄という豊かで便利な社会を築いてきましたが、その代償として地球温暖化、森林破壊、資源の枯渇、大気汚染、ごみ問題など、大きく深刻な問題が大きな負荷を与えてきたということも事実です。地球市民として、このかけがえのない地球を、美しく豊かな環境として将来に残して行くために、いま私たちにできること。これらのことを解決するひとつの有効な方法がグリーン購入です。 |
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そして、普段の買い物でグリーン購入を実践する人が、グリーンコンシューマーです。私たち一人ひとりがグリーン購入を心がけ、社会に広くグリーン購入の輪が広がることで、環境配慮型の商品マーケットが拡大し、商品を提供する企業に環境負荷の少ない商品開発を促すことになります。それにより、将来にわたって持続可能な循環型社会をつくることが可能となるのです。
今日から、そして誰にでもできるグリーン購入。それは、地球環境を守る大きな力です。』ということでした。(一部、グリーン購入ネットワークHPから抜粋) |
グリーン購入ネットワーク(以下、GPN)のHPを見ると、GPNからガイドラインとして、
@印刷・情報用紙、Aコピー・プリンタ・ファクシミリ、Bトイレットペーパー、Cティッシュペーパー、Dパソコン、E冷蔵庫、F文具・事務用品、G洗濯機、H照明、I自動車、Jエアコン、Kオフィス家具、Lテレビ、M制服・事務服・作業服、Nオフセット印刷サービス、Oホテル・旅館、Pトイレ設備と17項目公表されています。
このガイドラインでちょっと驚きなのは、Oのホテル・旅館です。
出張や旅行の時くらいのんびりとサービスの良いホテルで過ごしたいな〜と言う声も聞こえてきそうですが、ガイドラインの内容を見るとそんなに難しいことでは無いようです。
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GPNのホテル・旅館のガイドラインでは、 |
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ホテル・旅館など宿泊施設の利用・選択にあたっては、「ホテル・旅館」エコチャレンジ・チェックリストに挙げた事項を考慮し、環境への取り組みが進んだ宿泊施設を選択・利用する。 |
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このエコチャレンジ・チェックリストには、例えば、
・食品廃棄物以外の廃棄物(物品の包装材、客室ごみなど)の種類と量を把握し、具体的な目標や計画を立てて削減やリサイクルに取り組んでいる。
・食材の在庫管理によるデッドストックの防止、宿泊予約数に合わせての調理量の調整、調理時の残り物の有効活用などにより、厨芥・残飯の発生抑制に取り組んでいる。
・アメニティグッズで二重包装されているものはない。
・施設内にある白熱電球を電球型蛍光ランプに代替し、蛍光灯器具にエネルギー効率の高いHfインバータ器具を導入している。
・トイレットペーパーは、購入指針を持ち、既に使用しているもののうち、環境配慮商品の割合が80%以上であること。等など。
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これらのことに一生懸命取り組んでいるホテル・旅館から選んで宿泊することは、グリーン購入を取り組んでいる企業への応援でもあり、自ら参加していることにもなります。これらのホテル・旅館は、GPNの「GPNエコチャレンジホテル旅館データベース」にリストが掲載されています。
この他のGPNガイドラインも一度ご覧になり、直ぐに取り組めることをはじめてみませんか。
できれば周りの方にも勧めてみてください。
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*1 グリーン購入ネットワークは、グリーン購入の取り組みを促進するために1996年2月に設立された企業・行政・消費者の緩やかなネットワークです。全国の多種多様な企業や団体が同じ購入者の立場で参加しています。
ネットワークでは幅広くグリーン購入の普及啓発を行うとともに、優れた取り組み事例の表彰・紹介、購入ガイドラインの策定、環境に配慮した<エコ商品ねっと>等の商品情報をまとめたデータベースづくり、国内外における調査研究活動、地域ネットワークの立ち上げなどを通じて、消費者・企業・行政におけるグリーン購入を促進しています。 |