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生物多様性(自然との共生)について
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ご存知の方も多いと思いますが、今年の12月に愛知県名古屋でCOP10が開かれます。
昨年の12月にデンマークのコペンハーゲンで行われたCOP15との違いをご存知でしょうか。COPは、Conference of the Partiesの略で、国際条約を結んだ国が集まる会議のことで「締約国会議」のことです。この「COP:締約国会議」にはよく使われる「気候変動枠組条約(COP-FCCC
:Framework Convention on Climate Change)」がありますがこれ以外にも「生物多様性条約(COP-CBD:Convention
on Biological Diversity)」、砂漠化対処条約にも(CCD:Convention to Combat Desertification)などの締約国会議があります。
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私が生物多様性という用語を印象深く聞いたのは、環境省の平成20年版環境白書を読む会の席で環境省の説明者が「次年度版は、低炭素社会と循環型社会の2つに生物多様性を加えたものとなると思います」と言ったときです。それが平成21年版に「生物多様性(自然との共生)」のことが明確に加えてまとめられており、環境問題を考えるときに外せない項目となったということだと思います。
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生物多様性について詳しく「COP10支援実行委員会http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/index.html」のHPで説明されています。
そのHPからの一部引用ですが、生物多様性条約は、『「生物の多様性に関する条約(生物多様性条約:Convention on Biological
Diversity)」は、ラムサール条約やワシントン条約などの特定の地域、種の保全の取組みだけでは生物多様性の保全を図ることができないとの認識から、新たな包括的な枠組みとして提案されました。
国連環境開発会議(地球サミット)に先立つ1992年5月22日に採択され、リオデジャネイロ(ブラジル)で開催された同サミットおいて署名開放されました。翌1993年12月29日に発効し、2009年12月末現在、193の国と地域がこの条約を締結しています。 |
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日本も1993年5月に締結しています。』と説明されています。
そして、「条約の3つの目的」があります。
・地球上の多様な生物をその生息環境とともに保全すること
・生物資源を持続可能であるように利用すること
・遺伝資源の利用から生ずる利益を公正かつ衡平に配分すること
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環境問題を考えるとき、地球温暖化による気候変動対策や大量生産、大量消費、大量廃棄の社会から循環型社会へ移行することも大変重要なことですが、一方で我々が生活の便利性や経済活動から生じる生物多様性への影響についてもきちんと考えていかなければならないと思います。
昨年のCOP15にMELON代表としてMELON・スントップ温暖化センター運営委員である中田先生(東北大大学院教授)に参加いただき、長谷川理事長もMELONとは別枠で参加され、其々現地の会議場の雰囲気をリアルタイムに情報を発信していただきました。この国際会議へ参加したことはたくさんの方から大きな反響がありました。 |
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環境の国際会議へ参加し世界の人々と意見を交わしたり、他のNPOのパフォーマンスや発表を聞くことは、宮城県を地盤に活動しているMELONとしては、世界に視野を広げてそこから得た貴重な情報をもとに改めて地元を見つめるという意味でも大変貴重なことだと思います。そいうことから今後も費用の点も含め可能な限り、継続して国際会議へMELONから代表を参加させたいと考えています。
名古屋で開催されるCOP10にオブザーバー参加のような形になりますが、MELONから代表を送り込み当日の会議場の情報を発信しようと計画しています。
どうぞ皆さんご期待ください。 |