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第4回MELON環境市民講座「ようこそ!クマジロウ」レポート

日時 2006/8/12(土)14:00〜15:00
場所 エルパーク仙台スタジオホール
上演 NPO法人 劇団仙台小劇場
 
…リハーサル中…
 親子で楽しく環境について考えてもらおうと、喜劇「ようこそ!クマジロウ」を上演しました。
 お父さん・お母さん、おばあちゃん・おじいちゃんと一緒に、夏休み中の子ども達が見に来てくれました。
ある日 エサにこまった
クマが 里におりてきた。
「お父さん!
しごとがいそがしいからって
なにもクマになることないじゃない!」
クマは女の子のあとをついて
教室にやってきてしまった。
クマがはなしだす。
「ぼくは、ただ、
山をこわさないでほしいだけなんです。」
こどもたちのきもち
自然のいとなみ
おとなのなみだ
わたしたちが伝えたいこころが
いま、舞台になりました。
作・演出 石垣政裕

 劇は「環境」をテーマに描かれた戯曲です。テンポの良い展開、楽しげな音楽に歌と踊り…子ども達はすっかり舞台のとりこになりました。
 『クマジロウ』はせつなげに「最後に残っていた東のトウモロコシ畑もなくなってしまった。おいしいトウモロコシだったのに」と話します。山がなくなり、蝶々の姿も見なくなり、エサもなくなって…。『クマジロウ』の言葉から、現実の『環境』についても考えさせられます。そして胸にじんとくるクライマックス。1時間ほどの上演中、子ども達は固唾をのんで舞台を見ていました。
 会場から出てきた子ども達の表情が、どの子もきらきらと輝いていたのが印象的でした。

 劇の上演後には、クマジロウとの記念撮影会も行ないました。インスタントの写真を片手に、きらきらと瞳を輝かせながら帰っていった子ども達。今回のこの劇は、「かんきょう」について考える、そのきっかけになったでしょうか。たくさんの子ども達が環境について興味を持ち、環境のためにくらしの中でできることから取り組んでいってもらえたら、、、と思います。

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