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第5回MELON環境市民講座
『伊豆沼の自然体験〜水とうなぎとブラックバス〜』

日時 2006/10/28(土)9:00〜15:00
開催場所 宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター、伊豆沼
参加人数 17名
講師 進東健太郎氏(財団法人宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団研究員)
主催 MELON、宮城県漁業協同組合連合会
協力 伊豆沼漁業協同組合
今回は「伊豆沼の自然体験」ということで伊豆沼に行ってきました。現地での伊豆沼・内沼の観察はもちろん、伊豆沼についての講習を受け、お昼には天然のうなぎとブラックバスを食すという、頭と体をフルに使う内容でした。

 当日、仙台駅西口に集合した時は見事な快晴でしたが、伊豆沼に到着する頃には空は雲り、霧も見られ、幻想的な景色となっていました。
 実際に伊豆沼の自然に触れる前に、進東健太郎さんから伊豆沼についてお話を伺いました。水深が最大でも1.6mしかないこと、そしてそのほとんどは1mしかないという意外な事実や、沼が昔に比べあまり利用されなくなったことなどを聞きました。特に興味深かったのは、伊豆沼に生息する二枚貝が大型化しているのにも関わらず、その個体数は減少している、という事実でした。ブラックバスの繁殖により若い個体が育ってこない、生き残ってこないという事実に危機感を覚えました。

 そして実際に伊豆沼に行く頃には、空は到着時とは一転して見事な快晴。お日様が仙台から追いついてきた、という感じでしょうか。少ない時間の中で2通りの伊豆沼の景色を体感するという幸運(?)に恵まれながら伊豆沼を観察。唯一参加の小学生の男の子が熱心に進東さんに質問をしている姿が印象的でしまた、お昼に頂いた伊豆沼の天然のうなぎはもちろんですが、ブラックバスが思いのほか臭みがなく、美味しかったのにはびっくりしました。駆除するだけではない、こういう処理の仕方もあるんだなぁと実感しました。
 このように頭、体、そして舌を使って感じてきた伊豆沼。地理的には少し遠いけれど、少し身近に感じられるようになり、伊豆沼を守らなければ!という気持ちが湧いてくる、そんな1日でした。

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