home >>> イベントレポート>>>第3回MELON環境市民講座『夏休み自然体験 伊豆沼で遊ぼう』  

第3回MELON環境市民講座
『夏休自然体験 伊豆沼で遊ぼう

日時 2007/08/10(金)8:20〜15:50
開催場所 仙台駅出発→伊豆沼
参加人数 22名
お話し 進東健太郎さん(財団法人宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団研究員)
主催 MELON水部会
こちらもご覧ください★Photoレポート

Report 太田美智子(MELON水部会)
 伊豆沼での自然体験が8月10日、子どもも含め参加者22人で伊豆沼・内沼サンクテェアリセンター野鳥館からスタートです。この日も朝から気温はどんどんあがり真夏日、初めに試薬を使い簡易の水質調査をしました。気温32℃、水温も31℃。初めての方は水質の悪い値に見た目との違いを感じた様子でした。
 いよいよ、はす舟乗船です。いつもより盛りの期間が7月の低温でくり下がり、華やいだ花園に遭遇できました。子ども達の声が「鬼ヤンマ!」「塩からトンボ!」と…! 水辺の生き物が出迎えです。はすの華園を船は四方へと縫って走行、水草のアサザは黄色い花をたたえ、ヒシはかわいい白い花をほころばせ、はすの花のピンクは満面の微笑みと水面の涼しさが自然へいざなってくれました。日常の時を忘れた、別世界への数十分の船旅でした。

 淡水魚館では、伊豆沼・内沼環境保全財団研究員の進東建太郎さんから面積387ha(東京ドーム36個分)・海抜6mの流れがゆるやかな沼で、マガンの増加、大口バスの侵入と従来のタナゴ、モツボなどの減少で沼環境が危惧される伊豆沼の現況を聞きました。浅低化の防止や生態系維持と課題は散在している様子です。


 今回の子ども達のメインイベントの水中生物とのふれあいは、水深を低くした沼に子ども達が泥んこに足をとられながらも魚やザリガニの住家にお邪魔です。ザリガニ、貝、フナ、コイを網で捕まえたり、抱きかかえたり、顔から泥だらけになり奮闘していました。まさに自然と一体になった体験です。それを見ている大人たちも童心の記憶が呼び起こされ、みんなで楽しいひとと気を過ごしました。

当日スタッフとして参加したインターン生 佐原君の感想
 初めて伊豆沼に行き、蓮舟で伊豆沼や蓮の花を見てとても綺麗で感動しました。
 また、水質調査や水生生物観察を通して参加した皆さんが伊豆沼のことを知り、自然に触れて体験することができたので大変良かったと思います。
 私が市民講座で一番興味を持ったのはサンクチュアリセンターでの進東さんの話です。富栄養化防止や浅底化防止、オオクチバスの侵入による生態系の悪化等、伊豆沼と内沼が抱えている問題が数多くあり、それに対する様々な対策を地域住民の方やボランティアの方がしていることを知り、環境保護について深く考えさせら れました。
参加者の感想(アンケートより抜粋)
〜子どもの感想〜
はす舟が心にのこりました。はすがとてもきれいで写真をいっぱいとりました。水生生物もいっぱいとりました。コイ・フナ・カイ・ザリガニいっぱいとりました。またこのツアーにきたいです。
はすのふねにのってはすの花がめの前にさいてたのがきれいでした。あと魚が大きくていっぱいはねてたです。またきたいです。
ぼくは、はすのくきをさわってみたらとげがあっていたかったです。次にコイやザリガニをつかまえてザリガニはにげたけどおもしろかったです。またいきたいです。
〜保護者の感想〜
蓮舟に初めて乗り、近くで観察できてとてもよかったです。花も満開でタイミング的にも一番いい時期だったと思います。水生生物観察では沼に入り魚をとったりと普段できないことが体験できて、すごく良かったです。雨が降ってきて残念でしたが、親子で楽しめた一日でした。
今日は普段体験できない貴重な体験をすることができました。特に午後の生き物つかみ体験は子どもも大喜びだったようです。自然との共生は難しい問題なのだということを知ることができました。家に帰り子どもと一緒にもう一度今日の体験を振り返ってみたいと思います(自由研究のヒントがみつかりました)。スタッフの皆さん、案内してくださった先生、ありがとうございました。
説明がわかりやすかった。子どもたちが体験できないような魚とりやハスの花の中を見ることができてよかった。

もどる

トップページへもどる