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第6回MELON環境市民講座
身近な温暖化対策〜バイオエネルギー〜

日時 2007/11/26(月)9:30〜16:00
会場 株式会社オイルプラントナトリ
参加 31名
パネリスト 武田洋一氏(潟Iイルプラントナトリ)
後藤國夫氏(褐纉。バイオ)
佐藤敬氏(みやぎ生活協同組合)
コーディネ−タ− 冬木勝仁氏(緑・食部会部会長、MELON理事
レポート:丸山浩司(参加者)
 気持ちよく晴れ渡り暖かさえ感じる小春日和、株式会社オイルプラントナトリを訪ねました。
 オイルプラントナトリは、廃油や汚泥等の産業廃棄物を燃料や工業用水へとリサイクルする事業を行ってきましたが、昨年から廃食用油をリサイクルしてBDF(バイオディーゼル燃料)を作る事業を始めています。廃食用油は取引先の社員食堂やスーパー、ホテル、給食センターから集め、出来たBDFは「バイオECO燃料」という名前で工場内の10tトラックや名取市内を走る福祉バス等の燃料として使われています。

 今回はその「バイオECO燃料」を製造する工場を見学しました。施設内では大小さまざまなタンクと遠心分離機がたくさんのパイプでつながれていて、てんぷら油のようなにおいがします。最初は黒ずんで焦げ茶色をしている廃食用油ですが、精製が進むにつれ徐々に澄んだ色になり、「バイオECO燃料」が出来るころにはさらさらとした黄土色っぽい液体になっています。てんぷら油のにおいもなくなっていて、むしろ途中で加えたアルコールのにおいが残っています。工場見学の後には「バイオECO燃料」で走る自動車も見ました。

 午後に開催されたパネルディスカッションでは、植物油100%燃料「PVF(Pure Vegetable Fuel)」を作る株式会社後藤バイオや、オイルプラントナトリで作られたBDFで走る配達トラックを導入しているみやぎ生活協同組合の話を聞き、BDFの可能性についてさらに深く学ぶことができました。

 BDFは添加燃料を除けば循環型資源の植物が原料であるとともに、生活の中に当たり前にある植物油を再利用しているので、エネルギーの地産地消に結びつきやすく、誰にでも関われる可能性のある燃料です。BDFについて、ぜひたくさんの人に知ってもらいたいと思いました。

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