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第5回MELON環境市民講座「冬の渡り鳥観察会」

日時 2009/01/24(土)13:00〜19:30
観察場所 化女沼、伊豆沼、蕪栗沼
参加者 22名
講師 呉地正行氏(MELON理事、日本雁を保護する会会長)
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 1月24日(土)すっかり恒例となった冬の渡り鳥観察会を行いました。当日は天気にも恵まれ22名の参加のもと、化女沼、伊豆沼、蕪栗沼の3つの湿地をめぐりました。

 伊豆沼、蕪栗沼は昨年同様ですが、今年は新たにラムサール条約に登録された化女沼にも立ち寄りました。化女沼に関してはガイドしてくれる方が見つからなかったため、資料館で解説を見て双眼鏡で雁を観察するにとどまりましたが、伊豆沼と蕪栗沼については例年同様、日本雁を保護する会会長でMELON理事でもある呉地正行さんにガイドをお願いしました。

 今年は鳥インフルエンザ騒動の影響もあり伊豆沼でも“エサやり禁止”の看板が目立ちました。そのせいで渡り鳥の数が減ったという一部報道もありましたが、呉地さんによれば、今まで人間がエサをくれる場所に集まっていたのが、エサを求めて周辺の田んぼなどに分散しただけで越冬にやってくる鳥たちの数は昨年とたいして変わりないということでした。水鳥たちは人間がエサをくれるとわかればそこに集まるし、くれないとなれば他の場所でちゃんとエサを確保しているのだそうです。
 伊豆沼の遊歩道を歩き始めるとすぐに田んぼで餌を探す白鳥の群れを観ることができました。例年、田んぼで数羽の白鳥が観察できますが、倍以上の数の白鳥が集まっていて驚きました。“エサやり禁止”の影響で自ら餌を求めて田んぼにやってきたのでしょうね。

 

 伊豆沼を散策した後は、例年同様に蕪栗沼に移動し、夕刻の“雁のねぐら入り”を観察しました。寒さは厳しかったですが天候が良かったので、夕映えの空をバックに雁の群れが集まってくる様子が大変きれいに観察でき、参加者からも「この感動はここに来なければわからない。来て良かった。」とうれしいコメントをいただきました。

参加者の感想(一部)
初めての参加、感動しました。自然保護について百の説法より一度の体験でした。多くの人に見せてあげたいと思いました。
日本の雁の80%が越冬するとのお話に、大切な環境をいつまでも残していかなければいけないと思いました。
今後は渡り鳥を見る視点が違ってくると思います。ありがとうございました。
ねぐらに帰るガン・白鳥の群れに圧倒されました。自然の素晴らしい風景をして感動した。ありがとうございました。
呉地先生から水鳥の話を現場で聞けてよかった。
自然の大事さを痛感した。

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