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第6回MELON環境市民講座
ごみ処理&ごみゼロ工場見学会

日時 2009/3/10(火)10:00〜16:00
見学場所 今泉焼却工場、キリンビール仙台工場(エコブルワリーツアー)、株式会社サイコー仙台港資源化センター
参加者 16名
 
 企業&環境プロジェクトでは、3/10(火)に「ごみ処理&ごみゼロ工場見学会」を開催しました。

 これは、ごみ処理工場と民間企業のごみゼロへの取り組みの実態を現場で見学し、学ぶことを目的として、仙台市今泉焼却工場、キリンビール株式会社仙台工場、株式会社サイコー仙台港資源化センターを見学したものです。

 今泉焼却工場では、まずビデオを見てごみを出さないための勉強をしました。「買わず、捨てず、使い切る」というある意味当たり前の原則論に、参加者は、大量生産・大量消費の現代社会で忘れていたことを思い出したようだと改めて感心していました。その後、巨大なゴミのストックヤードからクレーンで少しずつ焼却炉にゴミを入れる様子を見学し、そのゴミの量に驚いていた様子でした。

 キリンビール仙台工場は“ごみゼロ工場”として有名ですが、工場内で出る30種類近い廃棄物を全て何らかの形で再利用しているとのことで参加者からも驚きの声が上がっていました。また、ビール瓶を軽くうすいガラスに改良したり、缶ビールの段ボール箱の角をとることで紙資源を削減するなどごみ減量の取り組みにもたくさんの工夫をしているとのことでした。ごみ減量は結局コスト削減にもつながることであり、企業のみなさんには特に興味深かったようです。

 サイコー仙台港資源化センターでは機密書類の処理システムを見学しました。回収員と顧客の持つ両方のカードを使用しないと開かないようになっている専用コンテナ付きトラックや、一部の処理担当者のカードでしか入れず6個の監視カメラで常時インターネットから監視できる機密書類処理場などを見学し、そのセキュリティの高さに参加者は感心しきりでした。

 今回見学した工場のシステムは、規模やコストの問題からどこででも真似できるものではありませんが、現代社会のごみ処理がいかに困難な課題であるかを実感し、改めてごみ削減に取り組むきっかけづくりとしては参加者にとって大きな効果があったものと思います。
 
 
 
 

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