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第5回MELON環境市民講座「冬の渡り鳥観察会」

日時 2010/01/23(土)11:30〜19:30
観察場所 化女沼、伊豆沼、蕪栗沼
参加者 19名
講師 呉地正行氏(MELON理事、日本雁を保護する会会長)
 Photoレポはこちら!

 毎年恒例の企画「冬の渡り鳥観察会」を開催しました。当日は天気に恵まれ、最後のマガンのねぐら入りも穏やかな天候のもとで観察することができました。今年は昨年に引き続き、ラムサール条約登録湿地の3つの沼を巡りました。
 
 最初に立ち寄ったのは大崎市の化女沼(けじょぬま)です。
 ダム湖である化女沼は、ダムの管理事務所の隣りに資料館があり、化女沼の由来や化女沼で見られる動植物の紹介があります。
 バスを降りると、事務局にとってもサプライズがありました。MELONが観察会で立ち寄ると聞いて、昨年末にできあがったばかりののNPO団体「NPO法人エコパル化女沼」の理事長木村敏彦さんがかけつけてくださったのです!化女沼の概要と、NPO法人エコパル化女沼についてご紹介していただきました。
 
 次に立ち寄ったのは伊豆沼です。この間の移動中には、バスの中から田んぼでエサを探すマガンを見ることができました。

 伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター野鳥館で講師の呉地正行さんと合流、伊豆沼遊歩道を1時間と少しかけてゆっくり散策しました。田んぼでエサをたべたり水を飲むオオハクチョウとコハクチョウ、湖面で休む白鳥やカモ類が見られました。
 望遠鏡をのぞくと水鳥たちの鮮やかな羽の色までがはっきりと見え、「きれい!」と声があがっていました。くちばしや羽の色や形など、特徴を教えていただきながらの散策はあっという間でした。
 最後は蕪栗沼に移動しての「マガンのねぐら入り」観察です。陽が傾くにつれ、あちこちから集まってくる雁の群れに参加者は圧倒されていました。「ここに来てみなければこの感動はわからない!」「来て良かった!」と口々に言いながらも、目の前の光景に陶然と見入っていました。
参加者の感想(一部)
先生の丁寧な説明を聞いてとてもよかったと思いました。
初めてづくしの素晴らしい情景に、たくさんの感動をもらいました。環境を守るために私ももっと考えていかなくてはいけないと思いました。
無数のマガンがねぐらに戻る光景に「生の力」を感じました。
化女沼・蕪栗沼は初めてでした。自然がそのまま残っており、あの夕焼けの中どこからともなく群れをなして集まって来る景色に、雁の鳴声に、圧倒され、しばし夢の中に入ってしまった気持ちでした。あの風景が昔は普通にどこでも見られたとのこと。大事に残しておかなければと思いました。
天気に恵まれ、期待を超える眺めだった。環境について、地球規模での認識を新たにした。
とても充実した内容でよかった。呉地先生のお話しも良かった。ありがとうございました。。
 

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