SDGsと海洋ごみ~仙台市立七郷小学校
仙台市立七郷小学校は、SDGs教育プロジェクト校の一つとしてここ数年、6年生のまちづくり学習の継続支援をしてきた学校です。10月25日(水)、「SDGsと海洋ごみ」の出前授業をクラスごとに行いました。MELONスタッフが講師となり、アルバイトの時任さんに補助に入ってもらいました。
導入でショートコントを行い、
「このままでは2030年に魚のすしネタがいつも品切れになってしまうのはどうしてか?」
という課題を提示しました。予想を立てさせたら、いくつも出てきました。防災学習を行っている学校なので、災害の視点からの予想も出てきました。
原因につながっている乱獲、飢餓、食品ロス、気候変動、海洋ごみなどに触れて、それらの解決のためにSDGsがあることを話しました。Sustainable Development Report 2023によると、日本では、目標13の気候変動も目標14の海洋ごみも重大な課題として位置付けられています。
その後、学区にある荒浜海岸で回収した海洋ごみを渡して、どんなごみがあるかを観察させました。見ても何かよく分からないものについては解説をしていきました。
次に、学校のとなりにある公園に落ちていたごみの写真をタブレット端末で観察させて、海洋ごみとの共通点や違いなどを考えさせたところ、駄菓子のごみ、プラごみが多いこと、公園のごみは大きいが海洋ごみは小さいことなどの気づきがありました。
・公園のごみは、風や雨で用水に落ち、川、海へと流れて、海洋ごみとなってしまう。
・公園の1このプラスチックごみは、やがて何百ものマイクロプラスチックとなってしまう。
・公園に落ちている1このプラスチックごみを拾えば、何百ものマイクロプラスチックにならずに済む。
七郷小学校6年生のみなさんのこれからの行動に期待します!