仙臺農塾Vol.7 第3回
「田尻どどいちからお届け 優しい牛乳のフレッシュチーズ」
■日時:2019年4月24日(水)19:00~21:00
■ゲスト:早坂良枝さん(STUDIO どどいち代表) ※旧姓橋元さん
■会場:BISTRO ENCORE(仙台市青葉区国分町2-8-9)
■参加人数: 21名
今回の農塾のテーマは「フレッシュチーズ」。
宮城県産の生乳を原料に、宮城県で手作りされているチーズがあることをご存知ですか?
大崎市の田尻百々一(どどいち)にチーズ工房を構え、モッツァレラチーズ、リコッタチーズを手作りしている早坂良枝さんをゲストにお招きし、チーズのお話をお聴きしました。
早坂さんは北海道でチーズ作りを学び、宮城に戻って地元の生乳を原料にチーズ作りを始めました。きっかけは東日本大震災。自分にできること、地元を応援できることはなんだろうと考えた結果、チーズ作りを始めたそうです。屋号の「どどいち」も、地元の地名からとったとのこと。工房での直販や飲食店への販売を行っています。
どどいちのフレッシュチーズは塩分控えめで水分を多くとどめているため、やわらかめです。生乳本来の、純な味を楽しめます。
生乳は大崎市の隣、大郷町の菊池牧場から仕入れています。菊池牧場では牛が伸び伸びと草を食み、夏は池で水浴びをし、夕方には牛舎に戻ってくるという自由なライフスタイル。牧草を食べているため、夏と冬では牛乳の味が変わるそうです。夏はさっぱり、冬はやや濃厚な味になり、その微妙な違いを感じつつ、それを活かした生乳本来の味が楽しめるチーズを作っているそうです。
前菜はモッツァレラチーズとリコッタチーズの良さを存分に引き出す4品。
アジとあげなすとリコッタの組み合わせには驚きました。癖のあるものと相性が良かったです。
金柑とくるみとリコッタの組み合わせも良かったです。甘党はこれが一押しです!
デザートのリコッタのジェラートがまたとてもおいしかったです!トッピングのトマトジャムは甘いというより、やや塩味があり、濃厚かつさっぱりしたチーズのジェラートの味わいを引き立てていました。
早坂さんは現在フレッシュチーズのみを製造、販売していますが、今後ナチュラルチーズやお酒を使用したチーズも作っていきたいととても意欲的でした。参加者の皆さんは、今後も楽しみ☆応援します!という気持ちになっている様子でした。早坂さんの今後の活躍に乞うご期待!
お料理と会場を提供して下さったBISTRO ENCOREの林さんも、美味しいお料理ありがとうございました!ランチもディナーもあるお店なので、ぜひ足をお運びください。外国の方もたくさん来店されていて、アットホームで気軽にフランス料理を楽しめるお店です。こだわりのワインも楽しめそうですよ。
次回の農塾は6月5日「実り豊かな里山の作物と農泊」です。すでにキャンセル待ちになっております。Vol.7最後の回の報告も楽しみにお待ちください♪
(食部会 高橋)