地球温暖化防止活動を行う民間団体等の紹介③(Fridays For Future仙台)

地球温暖化防止が世界でも重要な課題と認識されている中、日本でも様々な民間団体がこの問題の解決に向けて取り組んでいます。今回は第三弾として、近年盛んになってきている気候マーチなどを中心に活動するFridays For Future仙台をご紹介します。

Fridays For Future仙台とは?

Fridays For Future はスエーデンのグレタ・トゥーンベリさんが毎週金曜日に一人で始めた若者による学校ストライキが世界中に広がる中で、その運動、そしてその運動をしている仲間の団体の総称となっています。

グローバル気候マーチは、Fridays For Future International さんが学校ストライキに大人も参加するように呼びかけたことから始まった、全世代型のグローバルストライキです。多くの国々で、それぞれの国の文化と政治的情勢に合わせ、この「ストライキ」は、「マーチ」や「モビリゼーションの日」などと訳されています。

そのような動きの中、グローバル気候マーチを仙台でもやろうということで動き出したのがFridays For Future仙台です。実際に2019年の9月20日、11月29日に2回気候マーチを行い、仙台に大きなムーブメントを起こしています。

なぜマーチを行うのか

いま地球は危機的状況です。
気候危機と人類を含むあらゆる生命の行く末は今を生きる私たちのこれからの10年の行動にかかっています。しかし、まるで何も起きていないかのように社会は動き、わたしたちの多くは日常を過ごしてしまっています。

このまま各国のリーダーが十分かつ迅速に二酸化炭素削減を実施することなく、化石燃料(石油・石炭・ガスなど)関連産業を始めとする様々な産業の多量の二酸化炭素排出を黙認すれば、地球のエコシステムにもう手を打つことのできない不可逆的なダメージを与え、気温上昇や気候変動による被害の深刻化を止めることができなくなってしまいます。

すでに大勢の人々が苦しんでいます。現在すでに多くの人が気候変動による、干ばつ、熱波、台風、豪雨により家や生業、そして健康を破壊され、国内外への移住をする人も年々急速に増えています。
その影響は、経済的貧しい国や地域に住む人々、また日本国内でもお年寄りや子供達のように身体的弱者により顕著に体験されています。

化石燃料をやめ、再生可能エネルギー100%社会への公正かつ速やかな移行を目指して動かないと、気候変動による被害は深刻化の一途をたどってしまいます。

化石燃料の廃止を目指して。
クライメート・ジャスティス(気候正義:気候危機の影響が社会的弱者により大きな影響を与えている状況を変えようとすること))や、これまでの経済的・歴史的不平性に対する補償などの、公正さを確保した上での、100%再生エネルギー社会に向けたエネルギー革命を速やかに進めていかなくてはいけません。

このムーブメントを成功させるためには、私たち一人ひとりの力が必要です。 ぜひ11月29日の気候マーチにご参加ください!マーチは12月2日のCOP25に先駆けて開催されます。

この日、世界中の数百万の人々が再び一斉に気候非常事態に警鐘を鳴らし、科学的データに基づいた公平な気候変動対策を各国政府に求めます。日本でも多くのアクション・マーチが企画されています。ぜひご参加ください。

活動内容

以上のような、全国、世界規模の気候マーチに加えて仙台では、独自の活動を試みています。
その目玉は毎週金曜日に行われる学校ストライキです。毎週10:30過ぎから13時前までこのようなプラカードを掲げ気候変動の解決を求めた声を大学から上げています。

まだ立ち上がって半年も経たない団体でいまだ思考錯誤しながらですが、学生にできることを模索しながら、今後の活動も行っていきます。

全国、世界各国にあるFridays for Futureですが、各都市によってそれぞれの個性を生かしながら運営が行われているようです。

地球のため、未来のため活動している人は私たちにとっても非常に励みになります。ぜひとも一緒により良い世の中を作っていきたいですね!

グローバル気候マーチについて Fridays For Future仙台