第1弾 地下鉄東西線

【訪問情報】

■訪問日:2015年9月18日(金)
■訪問先:仙台市交通局 地下鉄東西線荒井車庫(仙台市若林区荒井字矢取東46-1)
■対応者:田代良二さん(鉄道技術部長兼建築設備課長)
■訪問者:増田美鈴(インタビュアー)、手塚雄太(ライター)、高橋民子、菅原哲平(カメラ)

「走れ東西線!!〜人・環境・未来をつなげ〜」

荒井車庫に行ってきた!

 仙台市交通局田代良二さんの案内で、東西線の色に合わせた青色と白色が使用されている車庫内、東西線車両の内部、管理棟の屋上を見学。屋上は見晴らしがよく、近くの海から遠くの山まで周辺360度を一望できました。

 車両の特長・デザインについて、どのような環境配慮がされているかを聞きました。これから、人や環境に配慮された仙台らしい地下鉄東西線を紹介していきます。

乗るだけでエコに!?環境への配慮は?

 海から山まで走る地下鉄東西線は、人や環境にやさしく、シャープでかっこいい魅力あるものになっています。

 車両のデザインコンセプトは「自然と調和し、伊達の歴史を未来につなぐデザイン」で、車内も車外も仙台らしさを多く取り入れ、さらに環境にも配慮しています。

【どのような配慮をしているでしょうか?】

・車内外全ての照明をLED灯にすることにより消費電力を抑えて節電を図っている。

・車体外板をアルミ製の無塗装にし、シールでカラーリングしている。それによって維持管理上の塗装工程で有機溶剤の使用をなくし環境負荷を抑えている。

・荒井駅や八木山駅の近くには大規模な駐車場が設置されている。そうすることによって、駅までは車で来て中心部等へは地下鉄で移動というパーク・アンド・ライドを利用することができ、車から排出される二酸化炭素を抑え、エコにつながる。

・「回生ブレーキ」を採用している。「回生ブレーキ」とは走行時の運動エネルギーを、ブレーキ時に回生電力に変換して別の車両の電力として使用する仕組みで、これにより省エネを実現している。

 このように、車両や駅の見えるところから見えないところまで環境に配慮されていて、乗るだけでエコにつながるようなそんな地下鉄だと思いました。

仙台らしさ満載でシャープなかっこよさ!!

 地下鉄東西線には仙台をモチーフにしたところが多くあります。その一部を紹介します。

 この他にも仙台らしいところがいろいろとあるので実際に乗って見てみると面白いかもしれません!

一問一答コーナー

 田代さんに質問してみました!

 田代さん、ありがとうございました!実際に乗ってみるのが楽しみです♪

【訪問者感想】

インタビュアー:増田美鈴(環境活動サークルFROGS所属)

 今回は荒井車庫敷地内の様々な場所へ案内していただき本当に楽しい体験型の取材になりました。そして、この仕事に長く携わってきた田代さんの東西線への想いも聞くことができた貴重な時間でした。この記事を通して、より多くの人に東西線の環境への配慮、そして魅力が伝わるといいです。さらに、車両の伊達政宗公の兜の前立てや座席の七夕の吹き流しデザインを見つけて楽しんでいただけたら幸いです!

ライター:手塚雄太(環境活動サークルFROGS所属)

 もともと電車が好きでしたが、環境を含めた視点で見ることがありませんでした。環境学科所属ということもあり環境について勉強しているつもりでいましたが、初めて聞くことが多く新鮮な体験になりました。地下鉄東西線は「仙台の要素が満載、シャープでかっこいい!!」そんな印象を受け、開業が待ち遠しいです。

【仙台市交通局 地下鉄東西線に関する問い合わせ先】

 ■問い合わせ先:仙台市交通局東西線建設本部管理課

 ■TEL: 022-712-8359

 ■FAX: 022-224-0422

 ■WEBサイト:http://www.kotsu.city.sendai.jp/touzaisen/