低炭素杯から数えて10回目のとなる2020年は名前を「脱炭素チャレンジカップ」に変えて、東京大学・伊藤謝恩ホールで開催されました。
28団体:学生部門(7件)ジュニア・キッズ部門(6件)市民部門(8件)企業・自治体部門(7件)が晴れの舞台でのプレゼンです。
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元気いっぱいのキッズの演劇、こどもエコクラブのエコ式会社、1950年から植林活動を継続している高校の若い世代を始め、市民部門や企業・自治体部門も参加した多彩な内容でした。新鮮に感じたのはプラントベースレストラン「3RキッチンVegan」です。畜産による温暖化を抑制するため、植物性由来の食材だけを使ったレストランです。皆さんは家畜別飼料穀物の摂取量の割合をご存知でしょうか? 鶏2倍、豚4倍、牛7-8倍といわれてます。飼料穀物の輸入の90%がアメリカからです。フードマイレージを考えてだけで頭がクラクラします。
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環境大臣賞グランプリに輝いたのは市民部門から参加のNPO法人「田舎のヒロインズ」:女性農家たちによる脱炭素への挑戦です。「農家が作物だけではなく、エネルギーや風景、次世代を作る社会を目指して」のキャッチプレーズは新しい時代を感じました。
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環境大臣賞のトロフィー(間伐材使用)・文部科学大臣トロフィー(津軽金山焼)が賞状と共に授与されました。
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10回目を迎えた大会は世代を超え異業種を巻き込んでの活動が多く見られ脱炭素社会構築にむけての野心的な意欲が感じられました。
詳細は全国ネット:脱炭素チャレンジカップ2020のWEBで