10月16日(金)、仙台市立七郷小学校6年1、2、3組の総合的な学習の時間に、ゲストティーチャーとして呼ばれました。ここは、私、事務局スタッフ亀崎が小学校の教員としてかつて勤めていた小学校です。そして、6年生のみなさんは、3年生のときに算数の少人数指導や総合的な学習の時間を行った子供たちなのです。再び子供たちの前に立つことができて感動しました。このような機会を与えていただいた七郷小学校の先生方に感謝いたします。
3年生の頃の思い出で場が和み、震災前後の学区の様子と先輩たちの取組の紹介を私からした後、「海辺のたからもの」代表の畠山紳梧さんから、仙台市若林区荒浜の深沼海岸での活動紹介を行いました。
「まほうをかけて変えるんだよ。」
初めは何のことか分からずにキョトンとしていましたが、海洋プラスチックがアクセサリーに、雑草が花束に、松ぼっくりが燃料になど、実物を手に取りながら、その意味を子供たちは理解していきました。
「来年にカフェをオープンさせるんだけど、カフェの中と外をどうすればよいか、アイデアを聞かせてくれないかな。よいものは採用するよ。」
子供たちにカチッとスイッチが入った瞬間です。なるほどと思うアイデアが次々に飛び出してきました。
「雑草の花束をドライフラワーにする。」
「海岸で犬の散歩をしたことがあるので、ドッグランのコースを作る。」
「荒浜のことや震災のことを伝える展示コーナーを設置する。」
まだまだたくさん。「本当に実現させるからね。」という畠山さんの力強いことばに、夢と希望を見出した子供たちでした。卒業までのさらなる学びの積み重ねを楽しみにしています。