MELONは、宮城県の委託を受けて気候変動適応推進事業を昨年に引き続いて行うことになりました。今年度の1回目は、サイエンスカフェです。コロナ禍によって実施できるのか不確定の状況でしたが、11月4日(水)、オンラインで開催することができました。
MELONの理事でもある東北工業大学の近藤祐一郎准教授に講義をお願いして、同大学の学生を対象に実施しました。先生からは、気候変動とは何か、気候変動によってすでに起きている影響と将来予測、適応策、大学キャンパスにおける適応策の事例などを分かりやすく解説していただきました。
その後、6班に分かれてオンラインでのグループディスカッションを行いました。事前に班と班長(ファシリテータ)を決めてもらっていたので、スムーズに話し合いに入ることができました。参加者が工学部の学生なので、遮熱性のブロック、高反射率の壁面塗料、保水性の舗装など、専門的な知識を生かしたアイデアが出されました。発表方法も、口頭で説明することに加えて、事前に配っていたマップに手書きしたものを見せたりアイデアを書き込んだマップを画面共有したりするなど、工夫が見られました。
「気候変動は世界的な課題なので、今日の適応のアイデアは実現できるかもしれない。」「その後の卒業研究に広げていってほしい。」という近藤祐一郎准教授の講評をいただき、今後につながるサイエンスカフェになりました。