気候変動適応推進事業の2回目は、シンポジウムです。「持続可能な社会のための気候変動適応策シンポジウム」を11月19日(木)にエルパーク仙台で開催しました。
今回は、会場とともにオンラインによるライブ配信も行いました。80名を超える方々に参加いただき、宮城県だけでなく山形や青森、さらには三重県など遠方からも参加してもらいました。
国立環境研究所・気候変動適応策センター長の向井人史氏による講演では、気候変動の影響や予測について東北や宮城を事例に説明してもらい、適応策をSDGsの視点から話してもらいました。事例発表では、株式会社建築工房零の代表取締役社長、小野幸助氏より、バイオマスエネルギーの活用や気候変動に対応した家づくりなどの自社の取り組みのほか、宮城県中小企業家同友会の仲間である方の自然に寄り添ったカキ養殖の話なども紹介してもらいました。
向井氏による専門的な知見、小野氏による熱い思いが伝わり、参加者の多くから「これから適応に取り組んでいこうと思った」という感想をもらいました。このシンポジウムを受けて、1月15日に多賀城市で、22日に川崎町でワークショップを行う予定です。