環境出前講話:海洋プラスチック
講師:環境系学生団体「海辺のたからもの」代表
畠山紳悟氏
1月21日
宮城県小牛田農林高等学校
3年生(地理B科目選択者)
現役大学生が講師となって、高校3年生にレクチャーを行いました。講師である畠山紳悟さんはボランティアとともに宮城県内の海岸のビーチクリーンをしながら、研究を行っています。海洋プラスチックとは何かを考えてもらいたいとの目的で、海岸で拾った海洋ごみ・プラスチック小袋を参加者全員に配布しました。これらは十分に洗浄してあります。(1番上の写真)
じっくり観察、袋の上から触っています。
小袋に入っているプラスチックは海岸で拾われた時には細分化・劣化が進み原形を留めていません。ここから、小さな破片が元は何を推測していきます。
答えを推測する過程で生徒から質問があります。「どこで使われていますか?」「身の回りで見ることがありますか?」などなど。
じっくり観察、講師との質問と回答のキャッチボールをしながら、考察していました。そして、ぴたりと正解にたどり着きました。「川から流れて海に行くもの?」「春から夏におおい」のヒントから、どこから川に行く→田んぼ→「肥料」と推測しました。見事な推理の流れに脱帽でした。
深く推理をしている時間は静かでありながら、とても神聖な時間に感じました。
スタッフ記