せんだいE-Action エネルギー実験室が開催されました!
このイベントではエネルギーに関する体験を通して3E(省エネ、創エネ、畜エネ)について考えることが出来ます。主な体験内容は太陽光パネルで発電した電気を使ったガラスエッチング、手回し発電機の体験、「持てるかな?エネルギーのかばん」です。
ガラスエッチング体験では太陽光で電気をためた機械を使ってガラス製の物を削って自分だけの作品を作ります。中にはお家から瓶やお皿を持ってきて素敵な作品を作っている方もいました。納得のいく作品が出来るまで真剣に取り組んでいるようでした。私も実際に体験してみたのですが思い通りの線を描くことは難しい反面ゲームのような面白さがあり、つい集中してしまいました。作品が出来ると参加者同士で見せ合う姿が見られほっこりとした雰囲気でした。
手回し発電機体験では手回し発電機を使って電車のおもちゃや風車を動かしたり電球を点したりします。様々な「動く物」が用意されていましたが特に電車のおもちゃが人気を集めていました。送電機を用いて発電機と電車がつながれていない状態で動かすことが出来るため不思議な感じがしました。
「エネルギーのかばん」はそれぞれが日本、中国、アメリカの各国における一日に使用する一人当たりのエネルギー使用量を石油の重さにした時の重さと同じになっています。まず一つずつ持ってみてどのかばんがどこのエネルギー量と同じ重さであるかであるかを考えます。かばんの中にはおよそ20㎏で大人でも重いと感じるものもあるため、かばんを持ち上げる場面では子供から大人まで楽しんでいるようでした。その後の国当ても最後の2カ国で迷ったり、参加者内で意見が分かれたりと大いに盛り上がりました。その中で過去に得た知識を思い出して考える姿や参加者同士で意見交換する姿も見られエネルギーについてじっくり考えるきっかけになったのではと思いました。答え合わせをすると「え~!!」といった驚きの声が響きました。想像以上に日本はエネルギーを使っているということにびっくりしたようでした。ちなみに当日全問正解した方はたったの3名でした。その後グラフを使った簡単な解説をしました。参加者それぞれがかばんの重さの意味まで考えていました。最後は仙台の年平均気温の上昇を当てるクイズで締めました。こちらのクイズは正解を選んでいる人も多く見られました。仙台がエネルギーを使いすぎていることには気づけているのではと思いました。今度はそれを改善するために具体的に何が出来るのかを伝えていきたいと思っています。
運営側として不慣れな点が多く理解し難い説明となってしまったり質問に上手く回答出来なかったことも多かったのですが、周りの同じ運営者の方や参加者の方のご協力があり無事イベントを終えることができました。周りの方々への感謝の気持ちで一杯です。
また参加者が体験を終え笑顔で帰っていく姿が印象的でした。一人一人に「新たな気付き」があったのかもしれません。今回のイベントを通してそれぞれが現在にとっても、未来にとっても優しい暮らしを心がけられたら良いなと思いました。
(ラーニング生 天内)