仙台市立七郷小学校6年生3クラスを対象に、総合的な学習の時間において、T1亀崎、T2芳賀が務め「海洋ごみ出前授業」を行いました。
ショートコント「お寿司屋さん」から、2050年には寿司ネタが「かんぴょう巻き」か「たまご」しかなくなる!?という導入から始まり、子どもたちがすでに知っているSDGsの14「海の豊かさを守ろう」にフォーカスした海洋ごみの授業を行いました。
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まず、寿司ネタがなくなってしまう原因は何かを子どもたちに考えさせ、原因の全てが人間の手によるものであることを理解してもらいました。そして、寿司ネタがなくなる原因の一つである「海洋ごみ」問題の現状を、荒浜に落ちていた海洋ごみの現物を観察し、海洋ごみの中には、発泡スチロールや牡蠣の養殖に用いる豆管があること、海洋ごみの量の多さを学んでもらいました。さらに、近所の公園に落ちていたごみを観察し、公園にある大きなごみが長い年月を経て、小さな海洋ごみになるというような、海洋ごみと公園のごみの関連性に気付くことができました。
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子どもたちの感想を共有する場面では、「CMでマグロが食べられなくなることは知ってたけど、もっと遠い未来のことだと思ってて、そうじゃないことが分かったので、これからは自分にできることをしたいです」というように、新たに学んだことを生かして今後の行動を変えていきたいと考えてくれました。
今後、総合的な学習の時間で「まちづくり」について、探究活動を行う予定の子どもたちが、今回の授業の内容をどのように生かしていくかを楽しみにしていきたいです。
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(CSOラーニング生 芳賀)