村松先生特別授業~登米総合産業高校

3月20日(月)、ウジエスーパー様の提供による「カーボンニュートラルと再生可能エネルギー」の特別授業が登米総合産業高校で行われました。講師は、東北大学の村松淳司先生(MELON理事)です。参加したのは、1年の6学科(農業科、機械科、電気科、情報技術科、商業科、福祉科)、171名のみなさんです。登米総合産業高校での開催は、今回で7回目となります。

講義前に、校長先生から各学科の活動紹介パネルについて説明をしてもらいました。農業科は環境保全米や和牛の飼育、商業科は登米の観光プランの立案、情報技術科は校内の避難表示など、社会や生活に直結した実践を行っているとのことでした。さらに、農業科で作ったお酒を商業科で販売するなど、学科を超えた横断的な取り組みも行っているそうです。

生徒のみなさんは総合産業教室1に集まり、村松先生のお話を聞きました。内容は、以下の通りです。

  • 温室効果ガスと地球温暖化
  • カーボンニュートラルって何?
  • エネルギーって?
  • 日本のエネルギー消費構造の変化
  • 日本の最適な電源構成とは
  • 地球温暖化と再生可能エネルギー
  • 再生可能エネルギー

エネルギーミックスやライフスタイルCO2など、用語が次々と出てきますが、動画を交えながらとても分かりやすく説明をしてもらいました。生徒さんはスライドと資料を見ながらワークシートに熱心にメモを取っていました。それぞれの発電方法のメリットやデメリットを説明しつつも、「自分はどのエネルギーがよいと思うか考えてみてください。」という投げかけによって、これからのエネルギーの在り方を考えるきっかけとなりました。

あっという間に60分が経過して講義は終了しました。代表の生徒さんからは「みんなでよりよい社会にしていきたい。」という感想がありました。講義が終わった後に、先生のところに駆け寄って地熱について質問する生徒さんもいました。

今後、それぞれの学科の視点から地球温暖化や脱炭素、エネルギーなどについて調べたり考えたりする中で各自が自分の考えを持ち、社会や生活につながるような行動を促すことにつながる講義でした。