10月16日(水)、SDGs環境出前講話を石巻市立蛇田小学校4年生で行いました。「子どもたちが選んだ三つのテーマごとに講話をしてほしい。」という学校の要望に応えて、気候変動、食品ロス、海洋ごみの講話を同時に行うという初の試みとなりました。
気候変動編は、宮城県地球温暖化防止活動推進員で構成されるコミュニケーターチームの代表、佐藤俊彦氏が講師です。気候変動編のお話は「気候変動ってなに?」「なぜ気温が上がっているの?」「これから何が起きるの?」「私たちにもできること!」の4つの内容で進みました。出てくる単語やデータが小学4年生には少し難しいかなと思いましたが、動画やクイズを交えながら私たちにもできる身近な行動を紹介してくれました。「皆さんもぜひ行動してくださいね!」と投げかける佐藤さんに、児童の皆さんは元気いっぱいでお返事をしてくれました。
食品ロス編は、同じくコミュニケーターチームのメンバーである佐藤郁子氏が講師です。「どうして食品ロスのテーマを選んだのか。」との問いに、「身近なテーマだから。」、「残食されてしまう命がかわいそうだから。」などの声が返ってきました。食品ロスをなくす工夫を自ら実践している例を挙げながら話したので、子どもたちはメモを取りながら熱心に聞いていました。家に帰っておうちの人にも伝えることを期待します。
海洋ごみ編は、MELONチーフの吉田が講師となりました。石巻ではありませんが、同じ仙台湾にある仙台市荒浜海岸での海洋ごみ調査活動の結果を伝えました。拾ってきた海洋ごみを袋に詰めた実物を渡して観察をさせました。豆管、レジンペレット、タバコのフィルター、お菓子の袋、プラスチックの破片(マイクロプラスチック)など。それらは漁業でのごみだけでなく、陸地のごみが用水、川、海へと流れていることを知ってもらいました。最後に、ごみ拾いのアプリ(Pirika https://corp.pirika.org/sns-pirika/)を紹介しておしまいです。
当日は、石巻NPO支援オフィスの方が取材に入りました。後ほど、石巻日日新聞の記事になるそうです。楽しみですね。