10月19日(土)仙台市中小企業活性化センターで第1回養成研修が行われました。
10月も下旬になろうというのに、この日の仙台の最高気温は27.3度。思わず「地球大丈夫かっ?」と言いたくなるような気温に、受講者の皆さんは、危機感と同時に研修への意欲も高まったのではないでしょうか?
研修は、MELON小林によるアイスブレクから始まりました。
受講生の皆さんから、応募のきっかけやご趣味などをお話いただき、緊張がほぐれたところで、環境省東北地方環境事務所の久保田様から、温暖化の現状や世界の動向に加え「地域脱炭素ロードマップ」や「デコ活」「脱炭素関連の豆知識」などをお話いただきました。ご存じのとおり、牛のゲップにはCO2の25倍の温室効果を持つメタンが含まれますが、その量は年間のCO2換算で車1台の排出量を超えるのだそうです。
次に宮城県環境政策課の黒崎様から、2030年度までに県全体の温室効果ガスを2013年度比で50%削減する「みやぎゼロカーボンチャレンジ2050」を中心にお話をいただきました。目標達成には、家庭や事業所における脱炭素の推進がポイントですが、県民の皆さんに対して温暖化の現状を伝えたり、様々な温暖化対策に取り組めるようお手伝いをする、「地球温暖化防止活動推進員」 による活動は重要です。受講生の皆さんも、これからのご自分の活動に対して決意を新たにしたのではないでしょうか?
お昼休憩をはさみ、MELON早川からのストップ温暖化センターみやぎと推進員制度についての説明、先輩推進員の佐藤さんと西本さんからのこれまで行ってきたご自分の活動報告の後、3グループに分かれての交流を行いました。先輩推進員をファシリテーターとして、新任推進員としての活動目標や活動に対する疑問をお話いただき、所属会社のSDGs担当となったことを契機に推進員を希望された方、生物多様性への関心がきっかけとなった方など、様々なバックグラウンドをお持ちの皆さんからの興味深いお話をグループ内で共有することが出来ました。
候補者の皆さんは、11月の第2回養成研修を経てスキルを高め、令和7年度からの地球温暖化防止活動推進員第18期生として宮城県知事からの委嘱を受けます。ますます深刻化する地球温暖化問題ですが、脱炭素社会の実現に向けて推進員も頑張っています。今後の活動に是非注目していただきたいと思います。
仙台市NPO留学生 佐々木