11月27日(水)、SDGs環境出前講話防災編を石巻市立稲井小学校6年生を対象に行いました。稲井小学校は昭和56年に四つの小学校が統合したため、学区がとても広くて多くの児童がスクールバスで通っているそうです。
地域の防災訓練では、学区があまりにも広いので、子どもたちが避難する場所も違うとのことでした。震災後に生まれた子どもたちですが、防災の意識は高く、講師の佐藤美嶺さんの話を真剣に聞き入っていました。
前半は、災害後を生きるための備えについて学ぶ講話です。災害が発生するとどんなことが起きるか、災害後を生きるにはどんな備えがいるのかなどについて、スライドを見せながら話は進みました。「非常食」と「災害食」の違いは何かについては、先生もうなずきながら聞いていました。
後半は、災害の備えを考えるワークです。まず、家族の人数に合わせてどれくらいの水を蓄えておくかを計算しました。(〇人×3L×7日=〇L)
その後、家族の一人一人が困っていること、備えておくとよいものを考えていきました。幼い子や高齢者などの年齢による違い、アレルギーや食事制限などによる備えなど、人それぞれです。なかなか思いつかない子は、家族と相談するきっかけになればいいですね。
今日の学習をふだんの防災につなげていってほしいと思います。