MELONブログ

開催報告:「水環境学習における指導者向け入門講座」@東北工業大学一番町ロビー&広瀬川

2023年3月28日(火)MELON水部会で「水質調査・水辺観察活動リーダー・指導者養成講座」を開催しました。
参加者は、水部会部員のほか、宮城県地球温暖化防止推進員、学校の先生など15名でした。

講座概要はチラシをご覧ください

午前は、東北工業大学一番町ロビー2Fホールにて、水部会の石橋良信部員より水環境問題のトピックスとそのしくみについてのレクチャーがあり、その後、水部会の山田一裕部会長より、水質調査・水生生物の調査について、計画の立て方等の基本的な考え方のレクチャーがありました。
環境基本法という法律があること、河川,湖沼,海域ごとに基準が設けられていることにより、私たちの生活環境の保全が保たれていることを知ることができました。
また、「きれいな水の生物」「きたない水の生物」といった子供も興味も持ちそうなスライドも交えての盛沢山な内容でした。

水道水をそのまま飲んでもお腹をこわさないのは日本と他には数か国くらいという話は見聞きしたことがありますが、水環境の保全はその管理指標や基準値の理解に加え、生活者みんなで守っていく必要があるのだと感じました。

後半では、水質調査の基本を学び、午後からは広瀬川に行き実践しました。
水質調査で使う道具のこと、作業性を考慮して進める必要があること、注意点、手順等について詳しい説明がありました。
なお、水質調査においてよく使われる透視度計(上の写真参照)をはじめとしたいくつかの道具は、宮城県でも貸出されているとのことでした。(ご興味ある方は、ぜひ宮城県に問合せを!)

参加者は3人ずつのグループに分かれて、役割を分担し、調査をしました。
容器は必ず共洗いする、調査項目によっては水温が大きく影響するので直射日光に当てない等に注意しながら、標準色と呼ばれるシートを見ながら数値を記録しました。

最後は、講師の山田一裕部会長より、河川に行けなくても水環境を学べる教材の紹介等もありました。

講座を通じて、水質調査と水辺観察について基礎から学ぶことができました。
それと同時に、河川での活動においては、参加者の安全の確保の重要性がわかりました。

今後の活動にどう活かせるか考えていきたいと思います。

ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
(MELON事務局 早川)

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開催報告:「いただきます」みやぎ上映会@まちづくりスポット仙台

2023年3月21日(火・祝)MELON 食部会で「いただきます」上映会を開催しました。
参加者は、大人20名、子ども6名でした。

映画「いただきます みそをつくるこどもたち」(オオタヴィン監督・2016 年)は、食育という言葉がないころから、玄米和食の給食と子どもたち自身による味噌づくりを続けてきた福岡県・高取保育園の奮闘を描いたドキュメンタリーです。

日々の食生活を見直す機会を作りたい、親子が気軽に参加できるようにしたいと、食部会メンバーが考えてくれました。また、会場は、今回はじめて泉区長命ヶ丘のブランチ仙台内にあるまちづくりスポット仙台様をお借りしました。

映画の中では、子どもたちがほんの少しの欠片さえ残さずに、一生懸命お口にご飯やおかずを運んでいる姿がとても印象的で、そんな姿と無邪気な笑顔から「食べることは生きること」というメッセージが自然に伝わってきました。

鑑賞後には、MELON 食部会の冬木勝仁部会長が、宮城県は大豆の生産量が全国2位であることや学校給食の無償化が全国的に進んでいる現状を紹介し、「無償化を進めるだけではなく、子どもたちが口にする給食の中身や質についてもあわせて考えていくことが大切だと思います。宮城は学校給食をオーガニックにしていくポテンシャルが十分にあるのではないでしょうか」とまとめのお話をされました。

参加者の皆さんからは「和食を食べる機会を増やしていきたいです」「ずっと観たいと思っていた映画だったので、見られてよかったです」「食べ残しゼロは結果でしかないんですという映画の中の言葉が印象的です」「まもなく子どもの離乳食が始まるので、食を楽しんでもらえたらいいなと思いました」などの感想がありました。

ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。

(MELON事務局 小山田)

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ウェブサイト「みやぎのSDGs環境学習支援」公開しました

ウェブサイト「みやぎのSDGs環境学習支援」(https://www.melon.or.jp/study/)を公開しました!

宮城県内の小中学校、高校における環境を主とするSDGs教育に関する支援事例(小学校12校分)や教員および児童・生徒を対象としたアンケート結果等を掲載しています。ぜひ、ご覧ください。

<みやぎのSDGs環境学習支援について>

MELONでは、地域で持続可能な社会の創り手を育てるため、通年型の「SDGs教育プロジェクト」と1回完結型の「SDGs環境出前講話」の実施校を募集しており、2022年度の実施校は「SDGs教育プロジェクト」小学校6校、学習塾1校、「SDGs環境出前講話」小中学校、高校等41校となりました。

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村松先生特別授業~登米総合産業高校

3月20日(月)、ウジエスーパー様の提供による「カーボンニュートラルと再生可能エネルギー」の特別授業が登米総合産業高校で行われました。講師は、東北大学の村松淳司先生(MELON理事)です。参加したのは、1年の6学科(農業科、機械科、電気科、情報技術科、商業科、福祉科)、171名のみなさんです。登米総合産業高校での開催は、今回で7回目となります。

講義前に、校長先生から各学科の活動紹介パネルについて説明をしてもらいました。農業科は環境保全米や和牛の飼育、商業科は登米の観光プランの立案、情報技術科は校内の避難表示など、社会や生活に直結した実践を行っているとのことでした。さらに、農業科で作ったお酒を商業科で販売するなど、学科を超えた横断的な取り組みも行っているそうです。

生徒のみなさんは総合産業教室1に集まり、村松先生のお話を聞きました。内容は、以下の通りです。

  • 温室効果ガスと地球温暖化
  • カーボンニュートラルって何?
  • エネルギーって?
  • 日本のエネルギー消費構造の変化
  • 日本の最適な電源構成とは
  • 地球温暖化と再生可能エネルギー
  • 再生可能エネルギー

エネルギーミックスやライフスタイルCO2など、用語が次々と出てきますが、動画を交えながらとても分かりやすく説明をしてもらいました。生徒さんはスライドと資料を見ながらワークシートに熱心にメモを取っていました。それぞれの発電方法のメリットやデメリットを説明しつつも、「自分はどのエネルギーがよいと思うか考えてみてください。」という投げかけによって、これからのエネルギーの在り方を考えるきっかけとなりました。

あっという間に60分が経過して講義は終了しました。代表の生徒さんからは「みんなでよりよい社会にしていきたい。」という感想がありました。講義が終わった後に、先生のところに駆け寄って地熱について質問する生徒さんもいました。

今後、それぞれの学科の視点から地球温暖化や脱炭素、エネルギーなどについて調べたり考えたりする中で各自が自分の考えを持ち、社会や生活につながるような行動を促すことにつながる講義でした。

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環境フォーラムせんだい2023にブースを出展しました!

3/4(土)、国際センター展示棟にて環境フォーラムせんだい2023が開催され、MELONでは発電体験と温暖化クイズのブースを出展しました。今年は仙台未来防災フォーラムと同時開催で行われ、会場は多くの参加者で賑わっていました。

太陽光発電で扇風機を回す体験会では、市内の高校生が参加し、自分で発電して扇風機が回るのを見て興味津々。パネルの向きを変えると発電量が変わり、扇風機が回るスピードが変化することに驚いていました。手回し発電体験では、子どもたちが一所懸命にぐるぐる手を回してぬいぐるみを動かします。はじめは恥ずかしがっていた子も、ぬいぐるみが動くと笑顔で喜んでいました。

他にも、あるブースではジェンガを用いて環境保全のゲームを開催していたり、リサイクルの取り組みをクイズ形式で紹介するなど、様々な形で環境問題を身近に触れることができました。会場の外では、来場者が環境問題に対するメッセージでつくった「かんきょうの木」も展示されていました。

当日は多くの方にご参加いただき、楽しみながら電気のことや地球温暖化のことを伝えることができました。今後もMELONでは市民のみなさんに向けて、環境問題に親しむ場づくりを続けていきたいと思います!

(ストップ温暖化センターみやぎ 時任)

太陽光発電の体験の様子

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