MELONブログ

SDGs教育プロジェクト~泉松陵小学校・出前講話

今年度もエフピコ環境基金の助成を受けて「SDGs教育プロジェクト」として学習支援を行っていきます。その中の一つである仙台市立泉松陵小学校5年生は「地球環境問題」について学習をしています。そこで、6月23日、環境出前講話~キリバス編を実施しました。

昨年度も実施したので、参加した6年生から次々と声をかけられるケンタロさん。前日にケンタロさんがテレビに出ていたこともあり、有名人が来てくれたという感じでした。

初めは反応が薄かったのですが、次第に話にのめり込んでいき、美しい海の写真を見て歓声を上げていました。 担任の先生方も、ずっと立ったままで話を聞いて熱心にメモを取っていました。

講話を聞き終えた子どもたちからは、「すごかった。」という感想も出てきました。最後は、ケンタロさんを囲んでの記念撮影。
「何か行動をしたい。」とうなずく子どもたちのリクエストを受けて、7月には気候変動対策の出前授業を行うことになりました。

▲TOP

第26回MELONフェスタ、今年も盛会でした!

MELON会員と役員・事務局の交流を目的に開催している恒例のMELONフェスタ。第10期はコロナ禍によりオンライン開催となりましたが、第11期の今年のフェスタは6月4日(土)エル・パーク仙台6Fギャラリーホールにて、対面式(オンライン配信併用)で開催しました。
久しぶりの対面イベント開催でしたが、会場に80名ほどが集まりました。参加者同士が交流や情報交換などで盛り上がる場面もあり、有意義なイベントとなりました。

はじめに、MELON職員から活動報告を行いました。

続いて、劇団仙台小劇場の環境劇「DANDANおんだんか」の上演を行いました。劇はクマたちの恋愛物語ですが、気候変動や化石エネルギーの問題を取り上げ、ユーモアの中にも鋭いメッセージを盛り込んだ内容でした。演劇という誰でもが気軽に見られる方法で伝えることで、地球環境問題を考えるきっかけづくりになったと思います。

その後は、MELONが小中学校への環境出前講話などで一緒に活動しお世話になっているケンタロ・オノさん(一般社団法人日本キリバス協会・代表理事)とMELON理事長の長谷川公一(尚絅学院大学大学院特任教授)、MELON理事で今回のフェスタの実行委員長でもある石垣政裕(劇団仙台小劇場・演出家)の3名によるディスカッション「地球温暖化は止められるか?」を開催しました。

気候変動に関するこれまでの活動事例や、危機的な状況から行動変容が求められる現状についてなど、幅広い議論が行われ、来場された皆さんが自らの行動について見直す機会を提供できたのではないかと思っています。

ディスカッションの後半では来場された方とスピーカーがやり取りする場面も。

また、会場内にはMELONを支える協同組合や部会・プロジェクトによるブース出展もありました。

みやぎ里山応援団の「樹木当てクイズ」に参加したり、ストップ温暖化センターみやぎが開発した「タブレット教材」を体験したり、、、

他にも、来場された方が部会メンバーから展示内容の説明を受けたり、来場者と役員・ボランティアの皆さんが交流したりする姿が多く見られました。

最後はMELONフェスタの恒例企画となっている「理事長賞」の発表。MELON理事長の長谷川公一が表彰したいと思う個人・団体などを独断で選出し表彰するものです。今年はMELONが環境省と協働で運営している「東北環境パートナーシップオフィス(EPO東北)※外部リンク」が選ばれました。東北6県の環境団体・環境活動の現場と現場をつなぐ架け橋として、長年にわたって尽力してこられた功績を讃えてとのことです。

いつもMELONの活動を支えてくださる会員の皆さまとボランティアの皆さま、役員や事務局スタッフなどが笑顔で交流する姿に、対面イベントの効果をあらためて実感するとともに、MELONの活動は本当にたくさんの方々に支えられてきているのだと感じました。
ご来場いただいた皆さま、ボランティアとして手伝ってくれた皆さま、ブース出展等ご協力いただいた皆さま、ステージに出演してくださった皆さま、本当にありがとうございました。

▲TOP

広瀬川の水質調査・水辺観察活動を行いました!

日 時:2022年6月12日(日) 9:30~15:30
場 所:仙台市広瀬川の5地点(関山トンネル、ニッカ橋、大沢橋、牛越橋、千代大橋)

6月12日(日)、MELON水部会のメンバーが、広瀬川の上流から下流までの5地点にて水質調査・水辺観察活動を行いました。活動はなんと2007年から続いています!
当日は雨の降る中、関山トンネル付近から調査スタート!

この辺(関山トンネル横)は広瀬川の上流にあたります。
雨が降っていて、流れは速く、水は澄んでいました。
川の水を採取して、匂いをかいだり、調査用キットを使って試薬との反応を測定したり、透視度計を使って透視度を測ったりしました。

2か所目は「ニッカ橋」です。川岸で水を採取できないような場合では、橋の上からバケツをおろして川の水を採取します。
採取した水を試薬と混ぜて反応時間になったら色見本と比べて測定値を確認します。何番の色に近いかな~?!

3か所目は「大沢橋」です。ここでもバケツを使って川の水を採取しました。
水が入ったバケツは結構な重さなので、水面から橋の上まで持ち上げるのは大変です。
採水地点より下流側の芋沢川との合流地点では、泥水(芋沢川からの)と混ざっていました。松くい虫にやられた松の木も。

4か所目は「牛越橋」付近です。河道を拡げる工事中で、例年の採水地点に進入できないため、牛越橋近くまで移動して、 柄付きの採水器 を使って川の水を採取しました。透視度計の底には二重線のバッテンが表示されていて、上からのぞいた時に二重線がくっきり見えるようになるまで水を抜きます。

最後は「千代大橋」付近です。前年より水量は多く、およそ1mは水面が上がっていました!

前年の写真と見比べると水位の違いが一目瞭然!
>>こちらから前年の様子がご覧いただけます。

5地点での調査結果は、「身近な水環境の全国一斉調査」(※)に活かされる貴重なデータでもありますので、全国水環境マップ実行委員会に提出します!

※身近な水環境の全国一斉調査:2004年から、世界環境デー(6月5日)に最も近い日曜日を中心に、市民団体と国土交通省が協働して行われている。
「身近な水環境の全国一斉調査」に参加申し込みをすると、試薬や容器が送られてくるので、それらを使って水質調査した結果を提出する。
全国から集まる調査結果を元にマップが作成され、冊子として発行されているほか、PDFでも公開されている。
<詳しくはこちら>
全国水環境マップ実行委員会ホームページ
http://www.japan-mizumap.org/

▲水質調査で使う簡易分析キット
写真左:MELON水部会にて購入いたキット
写真右:全国水環境マップ実行委員会から届いたキット

\水部会の部員募集/
自分が暮らす地域の水環境について、楽しみながら学びませんか?
なんとなくキレイ、キタナイということではなく、測定結果や周辺観察からは、きっと発見があります!
活動にご興味のある方は、ぜひ、MELON事務局にお問合せください。

▲TOP

南小泉小グリーンカーテン〜プランターの設置

昨年度に続いて今年度も、グリーンカーテンに取り組んでいる仙台市立南小泉小学校5年生のみなさん。今は、伊達武将隊の皆様からいただいたアサガオとゴーヤの種をポットに植えて苗を育てているところです。

6月の第3週には、育てた苗をプランターに移植する予定です。そこで、ストップ温暖化センターみやぎのスタッフが学校に出向いて、プランターを所定の場所に設置してきました。

プランターは昨年度に購入したものを使用します。保水しやすい深めのプランターです。それと、設置する場所がコンクリートのため、間に木の棒を入れました。コンクリートとプランターの間に隙間を作って風通しをよくすることにより、コンクリートの熱を防ぐためにです。

土は、花壇の土に腐葉土や苦土石灰、鶏糞などを混ぜ込みます。今回は培養土を入れました。あとは、苗を移植する日に、シンプル&スローライフの会の方々が麻縄を張る予定です。

▲TOP

海洋ごみセミナーを開催しました!

日  時 :2022年5月21日(土)14:00~16:00
会  場 : ぐりりホール(khb東日本放送局内) YouTube同時配信
内  容 :
◆講演「マイクロプラスチック汚染と未来へのアイディア」
  講師:高田秀重氏(東京農工大学 農学部 環境資源科学科 教授)
◆事例発表①「 トレー回収でプラごみ削減」
  発表団体:株式会社エフピコ
◆ 事例発表②「#ZEROマイプラ」
   発表団体:宮城県農業高等学校 農業経営者クラブ
主  催 : 公益財団法人みやぎ・環境とくらし・ネットワーク
後  援 : khb東日本放送、宮城海ごみプロジェクト実行委員会
配信協力 : 特定非営利活動法人メディアージ

5月21日(土)、「海洋ごみセミナー~マイクロプラスチック問題と私たちにできること」を開催しました。会場は、khb東日本放送局内にある、ぐりりホールで、明るくとても開放的なスペースでした。当日は、オンラインを含めて約80名の方々に参加いただきました。 エコアナウンサーと呼ばれる桜田彩子さんの司会のもと、セミナーが始まりました。

まずは、マイクロプラスチック問題研究の第一人者である高田先生による講演です。すべてのプラスチックはいずれマイクロプラスチックになること、海洋生物がプラスチックを摂取しているという調査活動の結果、プラスチック製造に使用される添加剤と環境ホルモンの影響、人間への曝露の増加など、マイクロプラスチック汚染の恐ろしさを強く感じました。プラスチックを使わない生活のアイディアももらえました。参加した方々の関心は高く、次々と質問が来て、高田先生にていねいに答えてもらいました。

次に事例発表です。株式会社エフピコの方によるトレー回収のお話です。トレーtoトレー、ボトルtoトレー、回収できるものとできないもの、気を付けてほしいことなど、自分たちができるプラスチックごみを減らすための具体策を教えてもらいました。当日は、MELONが取得したエフピコ環境基金担当の方々にも来てもらいました。

2番目の事例発表は、宮城農業高等学校農業経営者クラブの5人の生徒さんたちによる肥料のお話です。宮城県内の海岸には、水田にまかれたコーティング肥料の残骸であるマイクロプラスチックが大量に存在し、問題となっています。 農業経営者クラブ のみなさんは、それに代わる脱プラの物質を見つけ出し、仮説・実験を行っていくことにより、実用化をめざしたといことです。ただただ感心するばかりの内容で、まさに持続可能な社会の創り手を見た思いでした。

参加者の皆様からは、とても勉強になったという感想を多くいただきました。現地開催ということで、人と人とのつながりもできたことが何よりでした。

▲TOP

1 63 64 65 66 67 111

MELONの旧ブログへはこちら