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キリバスSDGs学習・意見交流会~仙台市立中野栄小学校

仙台市立中野栄小学校6年生では、昨年度に引き続いて今年度も、「キリバスSDGs学習」に取り組んできました。ケンタロ・オノさんによるSDGs環境出前講話~キリバス編を核として、SDGsについて子どもたちが調べて交流する約13時間分の教科横断的な学習プログラムです。

子どもたちはSDGsの17の目標から一つを選んで調べ、その内容と自分の考えを意見文としてまとめました。1月14日(金)は、意見交流会です。ケンタロ・オノさんと小野ジョン正雄さん、MELONスタッフの3名がゲストとして参加してきました。

違う目標の意見文を書いた人たち同士で集まり、選んだ目標について調べたこととそれに対する自分の意見を発表し合いました。 ケンタロさんには、意見を発表し合う各グループ を回ってもらい、目標同士のつながりに焦点を当ててアドバイスをしてもらいました。

その後、クラス全体でSDGsの17の目標のつながりを話し合っていきました。子どもたちから次々と意見が出されて、どんどん目標同士がつながっていきます。最後は、すべてがつながりました。ケンタロさんからは、「みなさんは、すごい!」というお褒めのことばをいただきました。

次は、自分たちの行動を考えていくそうです。持続可能な社会の創り手となる子供たちの姿が見えた授業でした。

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SDGs環境出前講話・気候変動編~岩沼市立岩沼西小学校&登米市立石越小学校

SDGs環境出前講話・気候変動編を12月20、21日に岩沼市立岩沼西小学校6年生、1月18日に登米市立石越小学校6年生を対象に行いました。講師は、MELONスタッフです。

最近よく目にするSDGsとは何かから入り、その中の目標13「気候変動」について原因や影響を話して、将来予測のシミュレーションや未来の天気予報の動画を見せました。

危機感を抱いたところで、「具体的にどんな対策をしていけばよいのか」を問いかけ、そのことを学ぶことができる教材「家庭でできる!気候変動対さく」(EXCEL版)を子供たちに試用してもらいました。

家族とともにすぐに取り組むことのできる具体的な対策を示し、取り組もうと思った対策をクリックするとCO2の削減量と節約できる金額が表示されます。さらに、クリックするたびに棒グラフの割合がどんどん減っていきます。

子どもたちからは、「すごい」、「とても分かりやすい」、「こんなに簡単に減らすことができるんだ」、「家でもやってみようと思った」などという感想をもらいました。また、「イラストがほしい」、「ホーム画面があるとよい」、「内容を分かりやすく」などという意見も出ました。改良して製品化を目指します!

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『宮城県地球温暖化防止活動推進員』だより~佐藤憲司さん

 今回は、宮城県地球温暖化防止活動推進員として活動されている佐藤憲司さんより、近況をご報告していただきました。 
 憲司さんはMELONでの活動のほかにも、幅広くご活躍されております。
 推進員の方々の活動を知り、応援して一緒に温暖化防止に取り組みましょう!


 以前、宮城県善意通訳者の会(MGGC)で「気候変動について」の題でプレゼンを行いました。資料の説明で家庭からのCO2排出割合が宮城県は一世帯当たり約4800㎏‐CO2/年で全国に比べて、約300㎏‐CO2/年多いとなっていました。特に宮城県の場合は自動車の排出する量が全国に比べて多く、地域的な特性はあるが非常に引っ掛かりました。
 その後、MELONで推進員としてFMラジオで地球温暖化防止活動の話をする機会がありました。司会者より「今後どんな活動をされたいですか。」との質問に「私でもできる温暖化削減として、今年中に私有車を廃車して自転車に切り替えて生活する予定です。少しでもに二酸化炭素削減を考えた生活をしていきたいと考えています。そして、この行動を今後の活動に活かしていく考えです。」と答えました。その後、なぜあのような話をしてしまったのか、しばらく悩んだが、気を取り直し、ラジオで話したことを実行することにしました。


 約半世紀の間、運転していたのを廃車しようと思うと悩みが出ました。仙台市の郊外に住んでいる為、町中に買い物をするのが不便ではないか、高齢になったので安全に乗ことができるのか等。しかし、公言したので実践することにしました。約1年前に電動自転車を購入して今日まで乗ってきました。しかし、今までと違う問題にぶつかりました。
 殆どの道路は車を優先してできています。歩道の幅は狭く、そこを歩行者、自転車が一緒になり動いています。若い女性が自転車の前と後ろへ子供を乗せて走っているのを見ると、こちらもハラハラします。国土の狭い日本ですのでやむを得ない事情もありますが、自動車に比べて自転車はCO2排出が殆どなく、健康効果にも大きく寄与します。そのような観点から、更に歩道と自転車道の整備を図り、個々人の省エネルギー促進を行って温暖化防止に少しでも寄与していきたいと考えています。

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SDGs環境出前講話・キリバス編~柴田町立船迫小学校

1月19日(水)、SDGs環境出前講話・キリバス編を柴田町立船迫小学校で行いました。6年生の児童のみなさん82名の参加です。

学校名ですが、「ふなはざま」ではなく、「ふなばさま」と呼ぶんですね。会場となる体育館は、渡り廊下でつながっているのではなく、校舎と一体化している作りでした。

6年生の子どもたちは、過剰に反応するのではなく、だからといって無反応でもなく、ちょうどよい感じの反応でした。講師のケンタロさんも、とても話しやすかったとのことです。校長先生も、90分間、ずっと立ちながら聞き入っていました。

体育館のステージに大きく映し出された画面を食い入るように見つめる子どもたち。SDGsの目標達成に向けてのこれからの活躍に期待します。

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令和3度東北ブロック合同地球温暖化防止活動推進員研修!

1月15日、令和3度東北ブロック合同地球温暖化防止活動推進員研修が開催されました。オンラインではありましたが、東北で活動する推進員の皆さんが集まり活動の共有が行われました。

最初にCOP3がきっかけとなり市民が集まって出来た「気候ネットワーク」の桃井さんから地球温暖化対策の最新情報についてお話がありました。昨年10月から11月に開催されたCOP26のことも話題に上がり、気温上昇を抑えるには化石燃料から離れることが求められる一方日本ではその動きが遅れていることが分かりました。
日本ではエネルギー使用時CO2を排出しないといわれているアンモニア混焼、CO2を地中に埋めるCCSへの注目が高まっていますがそれぞれ燃料を作る際COSを排出する、地震で地中からCO2が一気に放出される危険性もあるなどのリスクも含んでいます。世界は再生可能エネルギーに向けて投資がさかんに行われるなど着実に脱炭素へ向かっていますが、日本もその動きを見習って本当の意味の脱炭素を行う必要があります。
私たち一人ひとりも「正しく情報を判断する」、「選挙で気候変動対策を重視する人を選ぶ」、「電力会社を自然エネルギー重視の会社に切り替える」などの行動を通して未来の地球を守っていきましょう!

MELONでも亀崎さんから小学校で実施された教育プログラムの事例紹介が行われました。
「多忙な教育現場での『持続可能な社会の創り手教育』実施を学校と社会をセンターがつなぐことで助けたい」という思いで、持続可能な社会の創り手、防災、気候変動対策をテーマにプログラムが組まれました。
複数の教科を横断したものが多く中には社会、国語、総合、道徳、理科の5教科を含む「キリバスSDGs学習」というものもあり驚きました。キリバスについての話を聞いて終わるのではなくそこからさらに詳しく調べ、自分の考えを持ち、他の人と共有する流れとなっていて記憶にも残りそうだと思いました。
他にもパソコン上のツールを用いてどんな対策でどれだけCO2を減らせるかを知るプログラムやグリーンカーテンを育てることを通して環境について学ぶ長期的なプログラムなど大人でも興味を惹きつけられるものばかりで、聞き入ってしまう事例紹介でした。

最後に他県の推進員も含めた活動発表が行われました。
こちらでも多種多様な取り組が紹介されましたがどれも「対象者に環境への意識を高めてほしい!」という思いが感じられるものでした。親子を対象としたものでは親子一緒に学べるよう食品廃棄の量をお相撲さんの数でも説明するなど、実例を簡単な表現を用いながら示していました。
その他に学校での取り組みでは校内で採れた野菜を使って調理したり、大人向けの講座ではグラフを用いた発展的な内容を示したりと対象者が楽しんで理解出来るような工夫が見られました。

子供たちに人気だった展示!
大人向けの講座の一部。

質疑応答も活発に行われ、聞き手の方も興味を持って事例を聞かれたのだと思います。MELON事務局内からも質問が沢山飛び交いました。

質疑応答に答える亀崎さん!

今回の研修会に参加して推進員の方々の地球温暖化防止への熱い思いを感じました。活動は十分な準備を経て行われていて、特別な思いを持って取り組まれたのだと分かりました。発表後の質疑応答からも更に詳しく知りたいという強い探求心を感じました。
自分ももっと積極的に環境について知り、行動を起こしたいと思う心を動かされた研修会でした。
【CSOラーニング生・天内】

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