MELONブログ
SDGs環境出前講話・キリバス編~石巻市立向陽小学校
2月8日(火)、SDGs環境出前講話・キリバス編を石巻市立向陽小学校で行いました。6年生の児童のみなさん68名の参加です。
コロナ禍で実施できるかどうかの状況でしたが、校長先生はじめ先生方の熱い思いで開催することができました。宮城県石巻市は、東日本大震災で甚大な被害を受けた地域です。学区に津波が押し寄せ、学校は体育館が使えなくなったために各教室が避難所となったそうです。
今まで環境学習に取り組んできたということで、環境意識の高いみなさんでした。休憩時間には、さっそくキリバスじゃんけんをする男子の集団がいました。じゃんけんのことばがさらに進化していました。
その後、3校を予定していたのですが、小学校でのコロナ感染拡大によって中止となってしまいました。よって、これが今年度の最終の講話となりました。参加した17校、約1400名の児童・生徒のみなさんの「持続可能な社会の創り手」としての成長を楽しみにしています。ありがとうございました。
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『宮城県地球温暖化防止活動推進員』だより~格井直光さん
今回は、宮城県地球温暖化防止活動推進員として、また「閖上復興だより」の制作などコミュニティ再生にも取り組まれている格井直光さんよりご寄稿いただきました。
環境問題を学んで、地域のコミュニティに貢献しましょう!
「震災から復興・閖上の現状」
みなさんこんにちは、第12期生の格井直光です。震災から11年が経ちますね。私は名取市閖上で復興新聞、語り部、コミュニティ再生に取り組んでいます。
環境問題に関心を持ったのも復興に携わる活動がきっかけになりました。その一つに気候変動が要因とされ、閖上で獲れる魚の種類が変わってきたことや
貝毒が多発していると漁業関係者の声を聞いたからです。また、局地的豪雨など
地球温暖化で動植物の生態系に影響を及ぼし、私たちの生活環境に影響が出始めていると思い、宮城県温暖化防止活動推進員に応募しました。
閖上地区の復興が進み住民が戻りはじめ、コミュニティ再生活動をしていく中で住民の人たちが、節約の話をしているのを耳にしました。5年前から茶話会を開催し、暖房器具の使い方などの話が出ていました。そして、うちエコ診断会を開いてもらいました。最近は石油ファンヒーターよりエアコン使用した方が節約なるというお話で、80代の方からも灯油代と電気代比べたら電気代の方が安いと気がつき、灯油の購入、置き場の臭いの問題が無くなったと話されました。茶話会では節約の話で盛り上がるこの頃です。
主婦の節約術は健在していますね。これも脳トレの一つと言われてしまいました。元気で何よりです。
閖上地区に住民が戻りはじめて4~5年が過ぎて、新たな日常が形成された証と言えます。
心の復興はどうかと問われると、急がずに時間の経過に委ね、コミュニケーションが取りやすい行事をみんなで創っていくことだと考えます。新しく住民になった人や元々住んでいた住民が入り混じっています。焦らずにコミュニティを熟成してほしいと願っています。被災地の復興は環境推進と共有して取り組んでいきたいと思います。
防災学習も環境推進と関連していき、町機能として稼働したなら復興と言えると思います。
これからも小さなコミュニティ創りに取り組んでいきます。
宮城県温暖化防止活動推進員 12期生 格井直光
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【お知らせ】COP26報告会in仙台の会場開催について
2月12日(土)に予定しておりますCOP26報告会in仙台についてフォレスト仙台2階フォレストホールでの来場者も募集しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大が続いているため全てオンラインでの開催へ切り替えさせてただくこととなりました。
会場での参加をお申込み・検討されていた方には大変恐縮ですが、何卒ご理解・ご協力いただけますと幸いです。
YouTube配信は予定通り実施いたします。
配信URLは下記の通りとなります。
【YouTube配信】COP26報告会in仙台
URL:https://youtu.be/2t84n4Szl3o
https://youtu.be/2t84n4Szl3o
皆様のご視聴お待ちしています!
(ストップ温暖化センターみやぎ 吉田)
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一般社団法人日本キリバス協会が事務所を移転されました。
MELONが日頃から大変お世話になっている一般社団法人日本キリバス協会が
この度、事務所を移転されました。
新事務所 〒980-0014 宮城県仙台市青葉区本町 3 丁目 1-17
やまふくビル 4 階-2
新電話番号:022-397-9914 https://www.facebook.com/tekeraoikiribati/
MELONはキリバス協会と共に気候変動により海面上昇の影響を受けているキリバスの現状など、 環境教育を一緒に進めております。
2月2日、MELONの長谷川理事長、EPO東北の井上統括が新事務所にお祝いに駆けつけました。
先のトンガの海底火山噴火で、キリバス国も皆様にご心配を頂きましたが、幸いなことに、何ら影響はなかったとのことです。トンガの方々には心よりお見舞い申し上げます。
一方、新型コロナウイルスの感染拡大は止まらず、首都南タラワをはじめとして国内各地でロックダウンを実施しています。
キリバスでは医療体制が脆弱な上、マスク、消毒液が極端に不足しており、また離島にまで感染が拡大しパニックに近い状態との情報もあります。
キリバス協会の代表ケンタロ・オノさんも心を痛めていらっしゃいます。
オノさんは、キリバス共和国に帰化されており、前・在日本キリバス共和国名誉領事・大使顧問です。
こうした状況下で、MELONでは、環境教育を一緒に進めてきた一般社団法人日本キリバス協会と共に、キリバスへ支援物資を送るための寄付を募っております。 皆様のご理解とご支援を心からお願いいたします。
詳細はこちらのブログをご覧ください➡「キリバス共和国 新型コロナウイルス感染拡大に伴う支援のため の寄付のお願い」
(事務局 山形)
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『宮城県地球温暖化防止活動推進員』だより~稲田陽一さん
今回は、宮城県地球温暖化防止活動推進員として活動されている稲田陽一さんより、最近問題になっているプラスチックごみについてご寄稿いただきました。
推進員さんと一緒に環境問題を学んで、温暖化防止に取り組みましょう!
「プラスチックの利用や分別を楽しみながら取り組める社会を目指そう!」
報道で魚や海鳥がポリ袋を餌と勘違いして食べたり、プラスチック製の網に絡まったりして死んでしまうというニュースをよく見るようになりました。
人間にとっては小さなゴミでも動物にとっては危険な存在。そこで今回は、プラスチックについて調べてみました。
プラスチックの歴史
当初、第二次世界大戦の軍事徴用の時、金属類が不足したため代用品としてプラスチックの需要が高まりました。
プラスチックが大量生産になったのは1960年代。大量生産後から60年ほどしか経っていません。プラスチックは安価さと利便性から日用品に浸透していきました。全世界のプラスチック生産量は1975年で5000万トン、2020年には3億6700万トンです。日本は生産量が世界第二位です。
プラスチック使用後は、ほとんどがゴミ扱いになっています。
リサイクル利用
2020年までに作られたプラスチックは83億トン。
63億トン廃棄物の内、 9% がリサイクル,12% が焼却,79% が埋め立てか海洋など自然環境に投棄されています。
プラゴミと呼ばず、貴重な「資源」や「宝」となるように考えたいものです。
リサイクル企業による『マテリアルリサイクル』、『ケミカルリサイクル』、『サーマルリサイクル』
①マテリアルリサイクルとは、廃棄プラスチックをそのまま原料にして新しい製品を作る技術のことです(例:ベンチ,フェンス,遊具など)。ペットボトルキャップはクリアファイルや名刺やボールペンなどに変わります。容器包装からは、『レジ袋,トレー,お菓子の袋,水切りネット,ゴミ袋,植木鉢』などが作られます。
②ケミカルリサイクルにより、廃棄プラスチックは原料,高炉還元剤,コークス炉化学原料,ガス,油などに作り変えられます。
③サーマルリサイクルにより、廃棄プラスチックはゴミ固形燃料として利用されます。
プラスチック海洋投棄による魚介類への影響
プラスチックに含まれる添加剤が溶出し魚介類の体内に吸収される可能性があります。その中には環境ホルモン(内分泌かく乱物質)が含まれます。
電化製品に使用される難燃剤(PBDEs)は、甲状腺ホルモンかく乱作用や神経毒性があると報告されています。
海に流出したプラスチックゴミは波や赤外線の影響でマイクロプラスチック(直径5㎜以下)に変化することで、食物連鎖を通して私たちの食品に入ってくる可能性があります。
廃棄プラスチックを減らす為に自分たちのできる事
1.ゴミは所定の場所時間に分別して出す
2.再生プラスチック製品を使用する
3.ゴミのポイ捨て不法投棄はしない
4.野外で出たゴミは持ち帰り処分する
5.河川敷や海岸の清掃活動に参加する
☆ プラスチックは私たちに恩恵を与えてくれる大切なもの
プラスチックを悪者扱いするのではなく、上手に利用し分別を楽しみながら取り組む社会が理想的ですよね。
身近なことから少しずつ環境美化運動に参加してはいかがでしょうか。
2022年2月2日
宮城県地球温暖化防止活動推進員 7期生 稲田陽一
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