
SDGs環境出前講話の申込みを締め切りました
広報しておりました「SDGs環境出前講話」ですが、キリバス編、南極編・気候変動編ともに定数に達したため、申込みを締め切らせていただきます。
小学校、中学校ともにSDGsが教科書の内容に入り、学校においても非常に関心が高いことが分かりました。
講話の申込みは締め切りましたが、ご相談がある場合はMELONまでご連絡ください。
私たちは、緑と水と食をとおして暮らしを考え、地球と地球環境の保全に寄与するために、多くの市民、知識人、協同組合、企業、団体で作られた環境NGOです。
広報しておりました「SDGs環境出前講話」ですが、キリバス編、南極編・気候変動編ともに定数に達したため、申込みを締め切らせていただきます。
小学校、中学校ともにSDGsが教科書の内容に入り、学校においても非常に関心が高いことが分かりました。
講話の申込みは締め切りましたが、ご相談がある場合はMELONまでご連絡ください。
サイエンスデイ2021に参加しました!今年はオンラインでの開催でしたが各団体がパソコンや身近なものを使う家でも出来る体験を組み込んでいたり、クイズで発言する機会を設けていたりと対面に負けない楽しさを提供していました。双方向のやり取りを楽しめるリアルタイムのプログラム、いつでも参加出来るオンラインでのプログラムがあり気軽に参加することが出来ました。
今回は参加した中から「バーチャル准教授?とデジタル画像の仕組みを学ぼう!」
と「サイエンスアゴラ in 仙台 ~科学とSDGsってどんな関係?~」の2つを紹介します。
「バーチャル准教授?とデジタル画像の仕組みを学ぼう!」は東北学院大学の「バーチャル准教授」と助手の「大学生くん」によるデジタル画像について学べるプログラムです。
まずは画像処理の概要説明から始まりました。「説明」というより「対話」に近く、「大学生くん」が「バーチャル准教授」に質問し准教授が答えていくという流れでした。二人のやり取りを楽しんで聞いていたらいつの間にか画像処理のイメージが掴めるようになっていました。次に画像処理を理解するうえで不可欠なRGBによる色表現、画像データの仕組みについて学びました。実験を行いながら進められ、理解を確かめることが出来ました。最後にこれまでの知識を使って、実際に簡単な画像処理体験を行いました。RGBの数値の調節で画像の色味が変わっていく様子を見ることが出来ました。それぞれが作った画像は画面上で共有され、盛り上がりました。
「サイエンスアゴラ in 仙台 ~科学とSDGsってどんな関係?~」は実際に行われたサイエンスで社会課題を解決している事例から、科学とSDGsの関係について考えるプログラムです。
zoomのQ&A機能で質問を投げることも出来ます。まずSDGsが世界で注目されている背景について学びました。SDGsという言葉はよく聞くけれどじっくりと考えたことはあまりなく、良い機会でした。環境面、社会面で課題を抱える現代、高齢化、人口増加により今とは異なる状況となる未来において持続可能性を意識することは不可欠だと分かりました。次に3つの取り組みが紹介されました。まず熊本県立天草高等学校研究部の方々による地球温暖化による海面上昇量の推定が紹介されました。その中で二酸化炭素を吸収する水生植物アマモの活性化を促すこと、種子の発芽率を高めることを研究していましたが、アマモの働き、栽培を安定させるという点に持続可能性を感じました。後半で述べていましたが、地域の人にアマモの種子を配ることも考えていて地域との繋がりも絶やさないようにする点が素晴らしいと感じました。次に福井工業大学の笠井 利浩さんによる雨水活用をテーマとした赤島活性化プロジェクトが紹介されました。雨水を活用する生活を営む赤島を拠点に低コストで安全な雨水利用の研究、雨水活用の普及活動を行っています。「雨水は飲めない」という固定概念を外すためにはまず飲んでもらうしかない、という考えで作られた「あまみずソーダ」「あまみずサイダー」が印象的で飲んでみたいとも思いました。
また「雨水生活体験」で雨水活用の人材育成もしていて次世代にも繋がるプロジェクトだと思いました。最後に車いす利用者の織田 友理子さんが開発されたバリアフリーマップアプリ「wheelog」が紹介されました。車椅子利用者、健常者がバリアフリースポット、車椅子で行くためのルートを発信するためのプラットフォームで、障害の有無にかかわらず社会貢献出来るという特徴があります。取り残される人を出さないという考えに感動しました。実は登録者の7割が健常者だと聞き、全ての人の平等に繋がっていると実感しました。車椅子での街歩き体験など教育活動も実施していて、活動の幅が広いと感じました。事例が紹介された後、実施の裏側やこれからの展開についてのお話まで詳しく聞けました。今回紹介された3事例は実施者もSDGsに働きかける分野も異なっていましたが、活動への強い熱意、様々な人と協力して行われたことは共通していると考えました。自分も興味のある分野はとことん突き詰め、それを発信して協力者を集めれたら良いと思いました。
他に海水温で取れる魚の種類も変わっていることなど地球温暖化に関する内容もあり、これからの地球温暖対策活動の参考にもなりそうだと感じました。多くのプログラムにおいてイラストを多用したり簡単な言葉を用いたりなどの工夫が見られ、子供でも楽しく理解できそうだと感じました。実際にカメラの向こうで目を輝かせていたり、興味深そうに質問を投げかけてみたりしている参加者もいて、コロナ禍ながら久しぶりにほっこりとした気持ちになりました。
CSO Learning 生 天内
・2021出展プログラム|バーチャル准教授?とデジタル画像の仕組みを学ぼう!|学都「仙台・宮城」サイエンスデイ (science-day.com)
・ 2021出展プログラム|サイエンスアゴラ in 仙台 ~科学とSDGsってどんな関係?~|学都「仙台・宮城」サイエンスデイ (science-day.com)
・2021出展プログラム|海水温上昇と魚種変化|学都「仙台・宮城」サイエンスデイ (science-day.com)
・ 2021出展プログラム|バーチャル准教授?とデジタル画像の仕組みを学ぼう!|学都「仙台・宮城」サイエンスデイ (science-day.com)
・ 2021出展プログラム|サイエンスアゴラ in 仙台 ~科学とSDGsってどんな関係?~|学都「仙台・宮城」サイエンスデイ (science-day.com)
SDGs環境出前講話~気候変動編の第1回は、仙台市立芦口小学校5年生です。海洋ごみ、地球温暖化、エネルギー、砂漠化など、テーマを決めて環境問題を調べてきた5年生のみなさんに、スタッフの吉田と亀崎がお話をさせてもらいました。
まずは、「SDGsってなんだ?」と投げかけました。すでに知っている子も何人かいました。次に、その中の目標13「気候変動ってなんだ?」と問いかけ、対策をした場合としなかった場合の気温上昇の比較のシミュレーションを見せました。このままではたいへんなことになってしまうという思いを持ったようです。
でも、「いったいどんな対策をすればよいの?」ということで、うちエコ診断です。うちエコ診断士の吉田が亀崎の家庭の模擬うちエコ診断を行いました。暮らし方を少し変えただけで、CO2が減り、お金の節約にもなるんだよ、ということを伝えました。講話後、COOL CHOICEのチラシとシールに集まる子供たちでした。さて、どんなアクションが出てくるか、楽しみです。
仙台市立南小泉小学校からグリーンカーテンに取り組みたい、という相談が来ました。NPO・シンプル&スローライフの会とともに学校を訪問し、どこにどのように設置すればよいかを検討し、6月22日、作業に取りかかりました。
花壇がベストなのですが、 校舎南側のところはコンクリートです。そこで、できるだけ深いプランターを用意しました。
プランターに土を入れて、そこに麻縄を結びます。プランターがじかにコンクリートに接していると、あっという間に土が乾いてしまいます。そこで、プランターの下に隙間を作るため、木の棒を入れました。学校の技師さんに作ってもらいました。
3階にちょうどよいベランダがあったので、そこから麻縄を落としました。下のプランターに1本1本を括り付けて、形を整えて完成です。シンプル&スローライフの会のみなさんの熟練の技が光りました。
仙台市立中野栄小学校4年「SDGsグリーンカーテン・プロジェクト」が5月にスタートしました。前回は、伊達武将隊からゴーヤとアサガオの種が子供たちに贈られました。6月21日、あれから3週間が過ぎて、種が発芽し、花壇に苗を植え替えるときがやってきました。
苗を植える前に、ヘチマの気持ちが分かるというヘチマ博士に来てもらい、ヘチマはどうして高いところまで成長するのかを話してもらいました。
その後、子供たち自身が種から育てたゴーヤとアサガオの苗を花壇に植えました。発芽しなかった子供たちも、土を花壇に戻しました。 ゴーヤとアサガオ だけでは高いところまでは伸びません。そこで、ヘチマの苗を博士からもらい、それもいっしょに植えました。
放課後、NPO・シンプル&スローライフの会のみなさんに麻縄によるカーテンを設置してもらいました。さて、4階まで伸びるでしょうか。楽しみですね。