MELONブログ
カフェ・ギャラリー「彩りの南極」
日に日に気温が下がり、すっかり冬の天気になりましたね。
今日は北四カフェ・ギャラリーGranny’sで、世界で最も気温が低い大陸「南極」についてのお話を聞いてきました。
お話してくださったのは、第49次日本南極地域観測隊に気象担当として参加・越冬した経験がある、石井洋子さん。現在は南三陸に暮らし、自然にやさしい持続可能な生活を目指しています。
北四カフェ・ギャラリーGranny’sには、石井さんが南極で撮影した、色とりどりの美しい写真が並びます。
自然が作り出す雪面の模様、日本では見られないような空の彩り、かわいらしいペンギン、、、写真一つ一つが、人の手が加わっていないありのままの地球をとらえていて、一枚、また一枚と見ていくうちにどんどん心が惹きこまれました。
南極ってどんなところだろう、きっと自分の目で見たらもっと感動するんだろうなあ、とか考えながら写真に関するお話を聞いていたら、あっという間に2時間が経っていました。
私もいつか南極に行ってみたい!と、南極への憧れの気持ちが生まれました。笑
石井さんは現在、南極とは対極といえる「豊かな」風土の南三陸で、持続可能な暮らしを目指してさまざまなことに取り組まれています。
例えば、
上の写真は、薪を使ったエコなストーブ「ロケットストーブ」です。家での調理には、すべてこのロケットストーブを使っているようです。
他にも、
個人的に詳しくお話を聞きたいと思ったのは、ヒツジの毛を使った帽子、革を使った小物づくりについて。自然の動物の命を余すところなく使うというのは、大切な精神ですし、とっても素敵です!
2月15日には、勾当台公園で薪ストーブ展示・体験フェスタが行われるのですが、そこで石井さんに講師をお願いする予定です。
ぜひチェックしてみたください。^^
インターン生 東北大学農学部 小笠原千夏
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仙臺農塾vol.8第1回は、みやぎの秋鮭と料理を愛する人に出会いました!
仙臺農塾Vol.8 第1回
「ロングトレイルでみやぎの秋鮭に出会う会」
■日時:2019年11月20日(水)10:00~13:00
■ゲスト:佐藤将人さん(日本料理人)
■会場:みちのく潮風トレイル 名取トレイルセンター(名取市閖上5丁目300-31-1)
■参加人数:10名
今回の農塾は、今年4月に開所したみちのく潮風トレイル名取トレイルセンターを会場に、長い海の旅から生まれ育った川に戻ってきた「秋鮭」をテーマに開催しました。
食材の美味しさを引き立たせるにはどうしたらいいのかを考えていると、…人生80年では足りない!という、日本料理人の佐藤将人さんをゲストにお迎えし、鮭のさばき方やいくらの仕込みを実演していただきながら食材のお話をお聴きしました。
料理好きな皆さんから、魚の三枚おろしのコツやまな板や包丁などの道具のことなどの質問もありました。
いくらの仕込みでは、60度のお湯をボウル注ぎ、菜箸の持ち手側(太い方)で切るようにして洗うと筋が取れやすくなります。うっすら幕が白くなりますが、冷めると透き通った橙色に戻りますのでお湯を取り換え丁寧に洗うことで美味しさがアップします。
美味しさの秘密は、愛情を込めてひと手間かけることだと実感しました。
ご飯が炊きあがるまで、カワラバン菅原さんから広瀬川プロジェクトの鮭の動画を見ながら鮭の生態の解説とオリジナル教材の鮭のぬいぐるみを使って、産卵場所の川の中の石を尾びれを使って掘る様子など再現しました。
台風19号の影響で川の環境が変わったためか、今年は鮭の遡上が少ないように思われます。
また、地球温暖化の影響と思われる海水温度の上昇により、鮭が南下できなくなくなるようなこともあるようです。
また、名取トレイルセンターの板橋さんより、今年6月9日に青森県八戸市から福島県相馬市までの沿岸沿い1,000㎞を超える全線が開通したみちのく潮風トレイルの魅力を教えていただきました。
平坦な道もありますが、本格的な登山道もあり好みに合わせて歩くことができ、各地の郷土料理やハイカーをサポートする地元の方々(トレイルエンジェル)との交流も魅力の一部です。
名取トレイルセンター周辺の地元の人は見慣れている田園風景も海外から来た方から評価され、景観の素晴らしさを再確認したそうです。
いい香りが部屋全体に行き渡り、おなかの準備も万端!
ご飯が炊き上り、皆さんから拍手が湧き上がりました。
思いおもいに、盛り付けをして、はらこ飯と鮭の身がたっぷり入ったお汁をいただきました。
佐藤さんの料理に対する愛情が伝わり、ご自宅でも鮭の皮を剥がすところからチャレンジしたいという参加者もいらっしゃいました。
佐藤さん、ご参加いただいた皆さん、名取トレイルセンターの皆さん、ありがとうございました。
MELON事務局
長澤
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仙台市のごみと下水のゆくえを見てきました!
「ごみのゆくえを見てみよう!」
日 時:2019年11月22日(金)9:30~15:10
見学先:①松森工場(泉区松森字城前135)
②南蒲生浄化センター(宮城野区蒲生八郎兵工谷地第二)
参加者:21名
自分たちが毎日出しているごみ。台所や洗面所、トイレで流す水。
それがどこでどんなふうに処理をされているのでしょうか。
処理の現場を実際に見て、ごみを減らす大切さを肌で感じてきました!
最初の見学先は「松森工場」です。
2005年に開設。3炉あり、一日の処理能力は600トン。
収集車が集めてきたごみをごみピット(集めたごみをためておくところ)に出している様子を見学しました。
その後、ごみクレーンでピット内にためたごみを焼却炉へ投入している現場を見学!
ごみの投入は30分に1回程度。その間クレーンは、ピット内のごみを撹拌し、均等に燃えるよう常に動いていました。
10月の台風19号の影響で稲わらが大量に持ち込まれ、稲わらの発酵が進みすぎないよう、撹拌に気を付けているそうです。
クレーンの大きさを体感!
最大で8トンもつかめるそうです。
焼却炉の様子は、中央管制室モニターで見せてもらいました。黄色く見えるモニターが焼却の様子。
普段は2炉稼働しています。高温処理するため、炉を休ませる必要がそうです。
発生した熱を電力に変え、工場内の電力を補ったり、売電しています。
仙台市民が1週間で出すごみの量を視覚的に実感!向かって左から、
家庭ごみ
プラスチック製容器包装
ビン・缶・ペットボトル
紙類
仙台市の小学4年生は、ごみ処理施設の見学が授業として組み込まれていて、最新の松森工場の見学は人気とのこと。 子どもたちが3Rに関心をもってもらえるよう、工場内には様々な工夫がありました。
未来を担う子どもたちが幼いうちから環境のことについて考える機会があるのはとても素晴らしいと感じました。
次は「南蒲生浄化センター」です。東北で最大の下水処理場。
下水の浄化は、
①下水をゆっくり流して汚れを沈ませる物理的処理
②微生物に水中の汚れを食べさせて分解してもらう生物処理
③きれいになった上澄みを消毒して放流
という流れです。
この浄化センターでは、仙台市の約7割の下水を浄化しており、七北田川と同じ水量の約30万トンの下水を処理しているそうです。
仙台市内中心部から流された下水は約2時間ほどで浄化センターに到着。
それから約8時間かけて浄化し、太平洋に放流されます。
びっくりしたのは、下水処理にかかる電気代!
なんと、毎月5千万円、年間6億円かかっているそうです!
微生物の活動を活発にするためタンクに酸素を送ったり、汚泥の焼却処理に電力がかかっているとのこと。
下水処理の負担を少しでも減らすために市民一人ひとりができることはなんでしょうか?と質問すると、
「トイレットペーパーの無駄遣いをしないこと、台所などで油をなるだけ流さないこと」
と教えてもらいました。
なるほど、そういえばそう教えられて育ったな。。。
油は沈殿させて処理することができず、微生物の力で処理してもらいますが、油分が多いと浄化に時間がかかるとのこと。
油汚れをウエスなどで拭き取ることの大切さをしみじみと感じました。
太平洋から約200メートルの距離にある浄化センターでは、東日本大震災で壊滅的な被害を受けたそうです。
その折の記録映像と震災遺構も見てきました。
当時の職員は全員無事避難できたそうですが、津波の破壊力は凄まじく、下水処理がストップしたそうです。
しかし、仙台市内では水道がとまっていないところもあったため、使用された水が下水として流れてくる。 でも下水処理ができない。このままでは市内の下水管が溢れて大変なことになる。
それをなんとかすべく、放流できるように人力でゲートを開けたそうです。
「ライフライン」と聞くと、電気、ガス、水道をイメージしますが、水道の先には下水処理もあってこそ快適な生活ができていることを実感しました。
自分たちの生活がどのような仕組みで支えられているのかを知ることで、生活習慣を変えていくことができる。
環境を守る、大切にするということは、一人ひとりにかかっていることを改めて感じた見学会でした。
参加してくださった皆さま、ありがとうございました!
今日見聞きしてきたことを身近な人に伝え、実践してゆきたいですね。
MELONでももっとたくさんの方に呼びかけていきたいと思います。
(情報センター:高橋)
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仙台市エコにこゴールドマイスターに認定されました!
11月22日(金)仙台市環境配慮事業者認定委員会が認定する「エコにこゴールドマイスター」の認定証授与式が仙台市本庁舎2Fで行われ、MELONも「エコにこゴールドマイスター」に認定され、事務局・山形が授与式に出席しました。
これは、ごみの減量・リサイクルの推進等に取り組む市内事業者を、「仙台市環境配慮事業者(エコにこマイスター)」として認定し、事業者の環境保全に対する意識の高揚を図るとともに、自主的な取組を支援するものです。
業種に指定はなく、市内に事業所・店舗等を持つすべての事業者が対象で、
取組内容に応じて、「エコにこマイスター」、「エコにこゴールドマイスター」の2つの区分で認定されます。
https://www.city.sendai.jp/kikakukehatsu/econico/top.html
上記URLを参照の上、みなさんの事務所でも、ぜひエコにこマイスターをめざしてください!
【事務局 小林】
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