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冬の省エネ 

  夏の省エネVOL.2で「冷房病」について取り上げました。『冷やし過ぎ』は体によくありません。これから暖房を使用する季節になりますが、やはり『暖め過ぎ』も、体温調節機能を狂わせてしまいます。夏に引き続き、省エネのため、健康のため、冬の設定温度も気をつけましょう。

STAGE.1冬の設定温度は何度?

 外気との温度差が激しいと体に大きな負担がかかります。自宅の室温を28度に設定すると、朝の外気は7度、ここで20度の差があります。通勤の電車の車内が25度、けれどホームは10度…。このように激しい温度差の場所を行き来すると、暖かいところから寒いところに出た瞬間に血圧が一気に跳ね上がってしまいます。
 家の中で、冬なのに真夏のように暖めて薄着する生活は、自律神経失調症を引き起こします。自律神経は寒いと感じた時には交感神経が、温かいと感じた時に副交感神経が働いてバランスを保っています。暖めすぎは副交感神経ばかりが働いてバランスが崩れてしまうのです。
 自律神経の失調は、体温調節機能も狂わせてしまいます。外気との差や体の影響を考えて、
室内の設定温度は20度を目安に(18〜22度)としましょう。



STAGE.2暖房器具を効率よく使う 

STEP1 厚手で床につく長さのカーテンで暖かく
 部屋に入ってくる熱の20〜30%、部屋から逃げる熱の約10%は窓からです。そこでカーテンやブラインドをつけると、冷暖房効果を上げることができます。また、場合によっては雨戸を早めに閉めることで、効果をあげることもできます。

STEP2 ファンヒーターは早めにOFF!
 寒くなればなるほど大活躍のファンヒーター。一日中つけたりしていませんか?
 寝る直前、出かける直前までつけているのは、もったいないですね。室温は急に下がったりはしません。15分前に切るよう心がけるだけで、電気使用量と料金に影響が…!

STEP3 電気こたつのかけ布団も暖かく
 電気こたつはかけ布団の厚さを3cmから、10cmにすると約20%の省エネに。隙間風と床への放熱を防ぐためにもかけ布団と敷布団を併用しましょう。5?15%の省エネになります。
 また、「強」と「中」では消費電力が違います。熱いと感じるほどに暖めすぎていませんか。低めの温度設定を心がけましょう。

STEP4 電気カーペットを賢く使う!
@電気カーペットをフローリングなどの断熱性の低い床で直接使うと、 畳などにくらべ、熱ロスが大きくなります。保温性の良いマットや布などを下に敷くと、省エネになります。
A電気カーペットは、体が直接触れて暖まる熱伝導と、表面からの輻射熱で暖房し ます。ですから、座布団や座椅子、クッションを使わないのが基本です。
Bエアコンと電気カーペットを併用すれば部屋の温度が多少低めでも心地よく、エアコンだけの時にくらべて約25%省エネになります。

 
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