八瀧不動尊神社

所在地

仙台市泉区南光台南3丁目11番(南光台南3丁目南公園内)
南光台南3丁目北バス停下車

水系

七北田川

周囲のようす

 南光台団地の南東端、住宅に囲まれた公園の一角にあります。背面には掘割があり、3面張でコンクリートに固められています。晴れていると水は上流も下流も全く流れません。この堀は雨水を流すために、団地開発の時に後から掘ったとのことです。下流にたどっていくと、国道4号線下を潜り七北田川へ直接注ぎますが、流量が少ないために下流では流れがなく澱んでいます。

言い伝え

 左下隅にある小さな石碑がこの場所に元からあったものと言います。昔の道路は現在のマックスバリューの北側で2股に別れていました。不動尊はその2股の北側にあったそうです。不動尊のあった場所は、団地開発前(昭和30年代前半)は関兵牧場で深い谷となってきれいな水が流れていました。この谷、八沢川と言い不動尊は渓谷沿いにありました。沢の水は霊験あらたかで頭痛や目の病にも効くといわれ、地元の人は病気になったとき、水を汲んできて飲んだり頭を冷やしたりしたそうです。団地はこの谷川を埋め立てて造成され、小さな不動尊が消えてしまうことを惜しんだ地域の人たちが昭和49年に社を建てて祀りました。

見どころ

 毎年5月29日の近辺で祭りを行っていて、子ども神輿も10町内会から出ます。小正月のどんと祭の広場にもなっています。町内の憩いの場ともなっています。今では団地開発のために全く水の流れが見られません。

  南光台南3丁目南公園内

南光台南3丁目南公園内

八瀧不動尊、左下の小さな石碑が昔からのもの

八瀧不動尊、左下の小さな石碑が昔からのもの