震災後の状況(2011年7月): |
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所在地仙台市泉区実沢字道祖神 水系七北田川支流八乙女川 周囲のようす八乙女川と萱場川の出会いに挟まれた小高い山を背後に背負って、道路に面して祀られています。背後の山は国分氏の家臣であった八乙女氏の居城跡と言われ、正面は八乙女川になっており、渓谷沿いに狭い田んぼが作られています。 言い伝え元は現在の聖和学園短大西側、東北自動車道の下、八乙女川上流の実沢・芋沢の境である「一の滝」に祀られており、両地域住民をはじめ崇敬の篤い不動尊でした。三十数年前に縦貫道路の開発により中山台団地内に移設されましたが中山台ではお供物をカラスなどが食い散らかし不衛生であるとの苦情が出され、平成19年7月30日に現在地に再度移設したものです。元あった聖和短大のところには茶店もあり水飲み場でした。そして「長老滝不動」といいましたが、再移転のときに八乙女川の上流に三つの滝があったことから「養老三瀧不動尊」と呼ぶようになったそうです。 見どころ開発によって、清浄な水が流れなくなって漂流した不動尊です。「八乙女川は昔、もっときれいで泳いだ。魚も多く蟹、なまずなどを捕って食べた」そうです。魚は今もいますが、蟹はいなくなりました。団地ができて汚水が川に垂れ流されたので一時どぶ川のようになりました。今は下水道ができて少しよくなりましたが、清流というにはほど遠い泡立ちがみられます。 |
養老三瀧不動尊 縁起を書いた看板 浮き彫りの立像 |