所在地宮城野区原町5丁目3−33 水系七北田川支流梅田川 周囲のようす梅田川をはさんで、対岸は原町本通りが坂下交差点に向う下り坂になっています。この辺りは原町の台地(仙台上町段丘)が宮城野の沖積平野にさしかかる境目になり、梅田川がかなり深くえぐっている場所です。旧東街道の脇に祀られたもので、今はありませんが梅田川に架かる橋があったそうです。杉林の中にあり、境内には鳥居と社殿はありません。雷神碑はもちろんですが、山神碑、蔵王山碑、巳待塔(みまちとう)、庚申塔(こうしんとう)などたくさんの石塔が祀られています。 言い伝え天保年間に大地震、大洪水、火事、凶作と相次いで見舞われたため、天保10年4月1日に下原町中の人たちがその供養に雷神を祀りました。雷神は坂下雷神講の方々によって祀り続けられているそうです。 見どころ雷神は雨乞いのために祀られ、男性的なイメージが強いですが、ここは水に縁深い女性たちの手でお祭りされ続けている点で特異です。広い境内であるにも関わらず鳥居も祠もなく、石碑群としてありますが、「おなり神」として信仰されています。 |
雷神碑 言い伝えを書いた立て札 石塔群 |