所在地仙台市若林区蒲町21番29号 水系広瀬川愛宕堰より取水した七郷堀 周囲のようす脇を七郷堀が流れています。調査をした日は泥で濁った水が流れていましたが、流し始めだったかもしれません。七郷堀は広瀬川愛宕堰より取水され、南染師町を通って若林区役所までは仙台堀として、若林区役所より下流は七郷堀としてバイパスを越えて流れています。 境内には船形山升沢神社石塔が建てられており、小牛田山神碑もありました。蒲町の公会堂も併設されています。 言い伝え享保20年(1735)頃、七日七夜雷鳴が轟き、落雷が相次ぎました。そこで雷大明神を建て、村の鎮守としました。今でも雷神講という町内の集まりがあるそうです。 見どころ掲げられている絵馬は明治21年の掲額で甲冑姿の侍2人が、水の中の龍神を刀で切りつけている様子で、洪水忌避の祈願かもしれません。近くの霞の目には「浪分神社(なみわけじんじゃ)」という津波防除を祈願する神社があります。 碑の船形山升沢神社では「梵天(ぼんてん)ばやい」という祭りが行われます。山麓一帯の信者が2mほどの竹に紙垂(しで)を飾った「梵天」を担いで登り薬師堂へ納めます。神事の後 梵天が一本ずつ参詣者の中に投げ込まれ、激しく奪い合われます。梵天を授かった者は集落へ持ち帰り、小割にして紙垂を挟み各戸へ配ります。それを苗代の水口に立てる豊作祈願の祭りです。 |
脇を七郷堀が流れています 珍しい船形山升沢神社碑 明治21年に奉納された絵馬 |