所在地

仙台市青葉区作並棒目木

水系

広瀬川

周囲のようす

 国道48号線を挟んで鳳鳴四十八滝の観光スポット不動尊公園の反対側に立っています。
四十八滝の最上流、ニッカウヰスキー仙台工場の見える川崎堰の所から熊ヶ根用水が取水され、国道の下や脇をきれいな水が流されているのを見ることができます。
堰からは鎌倉山も眼前に見えます。

言い伝え

 この碑は天保14年(1843年)に仙台藩の「流木方」が切り出しの安全、流水の安定を祈願して建立したものです。
川崎堰の下流は鳳鳴滝四十八滝となっているので、これを回避するためにも熊ヶ根用水が開かれました。
切り出された木は薪として2尺5〜6寸(75cm程度)位に切られて、乾燥してから流して、大倉川からの木流しと一緒に澱橋のところで受けたそうです。(仙台市史近世U)

見どころ

 薪の切り出しは現代で言えば石油の掘り出しにあたります。
そんな水と暮らしの関わりの一面を見ることができます。

雷神・山神・水神碑(真ん中の山神碑の下に流木方と記す)

国道の下を流れる用水