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2003年度プロジェクト経過
概要
 2002度の活動の経過から、1年間の風況調査の実現を目指し、
 (1)宮城県内における風力発電事業の可能性を見極めるための調査研究
 (2)市民参加型風力発電事業のシステム研究
 (3)関係者・機関のネットワークづくり
という目標に向け調査活動を実施しました。特に県内での1年間の風況調査の実現に向け、石巻市内の県調査地におけるNEDOフィールドテスト事業の検討を行ないました。 

 また県内での風況調査実施団体(カメイ梶A米山町)等との情報交換を進めるなか、七ヶ宿町では、情報交換を始め、2回の現地視察等、NPO法人北海道グリーンファンドの協力を得て自治体との協同による風況調査の実現にまでこぎつけました。

 計4回のプロジェクト例会を行い、その中で宮城県での風況調査の結果や法律等に関して関係者の方を迎えての勉強会を開催しました。
プロジェクト例会
月 日 内容
6/17(火) 第1回例会学習会「宮城県でおこなった風況概査の結果について」
安斎文雄氏(宮城県環境生活部環境政策課 新エネルギー対策専門監)
議題:石巻におけるNEDOフィールドテスト事業への申請について
8/4(月) 第2回例会学習会「電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法(RPS法)について」
志賀信浩氏(東北経済産業局エネルギー対策課新エネ係長)
12/4(木) 第3回例会主な議題:七ヶ宿町における1年間の風況精査の協同実施について
3/26(金) 第4回例会学習会「東北電力の自然エネルギーからの電力買取に対しての対応、現状について 」
飯田哲也氏(環境エネルギー政策研究所 所長)

まとめ
@ 風力発電事業の可能性を見極めるための調査研究として石巻市内においてNEDOフィールドテスト事業への申請を検討いたしました。市役所や調査候補地点をフィールドとするパラグライダー愛好者の方との合意形成など進めましたが、最終段階で航空自衛隊松島基地の関係で調査地点における風力発電施設の建設は法的に不可能であるという結論に達し、申請には至りませんでした。

A 七ヶ宿町との協議により、北海道グリーンファンドの協力を得て04年度からの1年間の風況調査実施にこぎつけました。

B 県内関係者・関係機関とのネットワークづくりとしては、国、県等の関係者との意見交換を進めました。また県内における風況調査実施団体との情報交換・交流を深めました。03年度の活動の結果、七ヶ宿町での風力発電事業の検討を進めるという新たな局面に入りました。


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