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自然エネルギーとエネルギー効率化のためのパートナーシップ(REEEP)
REEEPは、2003年10月に発足した、政府、企業、研究機関などが参加するネットワークである。事務局はオーストリアのウィーンにある。アフリカや南アメリカなどの開発途上国を視野に入れて、おもに欧州指導での技術導入や市場拡大をねらっているようだ。
http://www.reeep.org/
国際応用システム研究所(IIASA)
IIASAは、1972年10月、非政府ベースの学際的な国際研究機関として、オーストリアのウィーン郊外に設立。もともと社会システムの解析に定評があり、最近では地球温暖化の予測研究や、災害復興計画や貧困の解消などにも力を入れている。
http://www.iiasa.ac.at/
国際民間航空機関(ICAO)
1947年に設立された、国際航空輸送を調整する国連の一機関。航空機から排出される温暖化ガスの排出削減に向けてバイオ燃料などの導入を進めている。
http://www.icao.int/
ツアー、次世代の住宅の実地見学
 夕方は、エネルギーツアーと称する、見学会に参加した。現場は、コペンハーゲン郊外の新興住宅地。夫婦と子供の家族四人が住む新居を訪問した。広さ170平米のこの家は、化石燃料を一切使わずに快適な生活ができる。屋根の太陽熱温水器と電気温水器(地中熱ヒートポンプ)の二方式をコンピュータ制御(写真・真ん中)して、お湯を沸かす。温水床暖房にも使い、室内は暖かい。
 デンマーク政府は、今後の新築住宅の建築基準を定め、2010年までに従来型住宅の消費エネルギーの25%削減、2015年までに50%削減を義務づけている。見学した住宅は、後者の厳しい目標を達成している。断熱性と気密性を重視して、壁の断熱材は30センチ(写真・右)、屋根は50センチと暑い。
次世代住宅の見学 コンピュータ制御 壁の断熱材は30センチ
本日の化石賞の授賞式
夜、会場に戻り、ブラックジョークを込めた本日の化石賞を見る。開始が18力なので、一仕事を終えた人々で会場は盛況である。受賞者は、カナダ政府、壇上にはトロント市長が登り、大変不名誉な受賞でうれしいと、絶妙なトークで会場を沸かせる。
 以上で、初日が終了した。出口でもバッジのバーコードをスキャンされて、無事退出。翌日は、少し市内の様子をレポートできると良いですね。


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