環境先進国ドイツ、そこで暮らしドイツの日常の工夫や人々の生活の様子を体感したキルト作家の森川明子さんを講師に招き、キルト作り講座を行いました。
キルトはいろんな生地を切ってつないで縫って作る手芸です。今回は参加者にはかなくなった靴下を持参してもらい、それをキルトにしていきました。
キルトは破けた布や、汚れた布でも自由に組み合わせて張っていくことで、素敵な模様ができあがります。
講師がテーブルごとにまわり、参加者のアイディアを形にするアドバイスをしていきました。参加者の中には、手芸の得意な方、また日頃あまり裁縫はしないけれど、ドイツの暮らしに興味がある方などさまざま。
参加者は思い思いにキルトを作りながら、話を楽しみ、温かい飲み物とケーキを味わいました。
キルトは今回では完成はしませんでしたが、途中までの個人の作品を見せ合いながら、またアイディアを出し合い、和やかな和気あいあいとした雰囲気でした。
最後30分ほどは、ドイツのくらしについて。
ドイツでは、粗大ごみで出してある家具などを持ち帰るのが普通なのだそうですよ!
良いのをみかけたら、持ち帰って、リメイクしてまた自宅で使うのだそうです。
フリーマーケットも毎週どこかであり、服も必要なものはそこで手に入れるのが日常。
また、ごみの分別もドイツはシステムがしっかりしています。ごみは基本的に戸別に集め、生ごみも単独で回収されていて、自宅前の蓋付バケツに入れておくと回収してくれるのだそう。
お話しの中で面白かったのが、ドイツで盛大に行われるパレード。
たくさんの人が着飾ってにぎやかにパレードが行われるそうなのですが、その列の最後にいるのは、なんと清掃車と清掃員!パレードの余韻をきれいさっぱり掃除してくれるそうです。
そんな楽しいお話を聞いて解散となりましたが、終了後も森川さんの作品に興味津々で、そのアイディアに驚いていました。
「家にあるいろんなものがまだ使えるんだなと気づきました」と日常の物への見方が変わったかたもいて、うれしかったですね。
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■講師の森川明子さん |
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■森川さんの作品 |
幼稚園で集めた靴下で作ったそう。名前が書いてあるものもありました。 |
■会場の様子 |
カフェサマルカンドで開催 |
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