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お店で何かを買ったとき、みなさんはレジ袋をもらいますか?それとも断りますか? |
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今回はそんなレジ袋がテーマです。仙台でもレジ袋有料化が始まったということで、今月のコラム執筆者であり、みやぎ生協の職員でもある大原さんを中心に会が開かれました。
まずは、容器包装リサイクル法などの解説を交えつつ、レジ袋有料化の歴史について、大原さんから話題提供です。容器包装リサイクル法とは、消費者は分別、市町村が分別収集、事業者は再商品化するといように、3者が一体となって容器包装廃棄物の削減に取り組むことを義務づけた法律です。レジ袋有料化の背景には、このような法律の存在もあるのです。そして、レジ袋有料化の草分けは、やはり生協。1980年代から徐々にレジ袋有料化を開始し、その結果、マイバッグの持参率も上がり、レジ袋使用量の8割を削減できたそうです。
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ゴミの削減や石油資源のことを考えると、レジ袋の使用量が減らせるのなら、どんどん有料化してしまえば良いのでは、という気もしますが、そう簡単にはいかないようです。お買い物の際にレジ袋をわたすというのがサービスのひとつとして定着している今、お店の人からすれば「サービスが悪くなったと思われ、客足が遠のくのでは」という思いもあるのです。特にコンビニエンスストアなどで有料化に踏み切るのは難しいようです。つまり、消費者である私たちの理解が必要というわけなんですね。
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ですが、「レジ袋が欲しい」という人もいるのが現状。会の中盤でRNECSの松下くんから紹介された環境省のアンケート調査でも、有料化に反対している人の9割が「再使用するから必要」と答えています。確かに、スポーツなどで水に濡れてしまったものを入れたり、雨の日にノートパソコンなど濡れると困るものを持ち歩くときにも便利ですよね。また、「レジ袋をゴミ袋にしている」という人も多いのではないでしょうか。外出したときはもちろん、ゴミ箱がいくつもある家庭では、ゴミ箱ごとの小分け用にしたり・・・。特に仙台市では、ゴミを出すときに指定のゴミ袋を使用しなければならないのですが、お店によっては「そのままゴミ袋として出しても良いレジ袋(=からすマークつきのレジ袋)」を配布しているところもあり、これがひとり暮らしの方がこまめにゴミを出すのにとても便利なんだそうです。こういった現状を踏まえると、まずは必要以上にもらわない、という姿勢で構えるのが良いのかもしれません。 |
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ところで、「レジ袋代」として支払われたお金は何に使われるのでしょうか?この点についても、大原さんから「何か良い案はないでしょうか」とのことで、参加者から様々な案が出ました。「募金する」、「お店に緑を多くする」、「お店に太陽光パネルを設置する」などのほか、捨てられたレジ袋を魚がくらげと間違えて食べ、窒息死してしまうケースもあることから、「拾ったレジ袋を買い取る」という意見や、上記のレジ袋が欲しい理由を考慮して「レジ袋を使わなくて済むシステムを作る」、「汚れないゴミ箱を作る」といった意見も出ました。
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最後は事業者や団体どうしの協力についての話題になりました。たとえば、あるスーパーで買ったマイバスケットが別の系列のスーパーで使えなかったりしたら不便ですよね。実際に、マイバスケットの販売はしないけど、それを使うのはOKです、というお店もあるようです。
レジ袋有料化については賛否両論あると思いますが、いずれにしてもひとりひとりの理解と協力が大事なのかもしれません。 |