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日時 |
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2007年10月26日(金)18:00〜20:00 |
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場所 |
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MELON事務局 サロンスペース |
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さて、今回は「エコなお金の使い方、してますか?」と題して、MELON事務局の成瀬さんからの話題提供です。
「エコなお金の使い方」と聞いて、みなさんはどのようなことを思い浮かべますか?
私はまず「環境に配慮した品物を買うこと」かな、と思いました。同じようなことを思った人は多いのではないでしょうか。でも、それだけじゃないんです。
今回、まず最初にあがった話題は「どんな金融機関に預金していますか?」ということでした。金融機関と一口に言っても、都市銀行、地方銀行、信用金庫、労働金庫などの種類があり、それぞれ融資先が違います。中には、軍事に融資しているところも…(このような銀行はつぶれないから、なんですね)。一方、信用金庫、労働金庫などは非営利目的の組織であるため、融資も地元の中小企業、自営業者、住民等のために使われているそうです。特に、労働金庫の場合は融資先が個人であることも多く、預金利息の3%がNPOに寄付されていたり、NPO、NGOへの無担保ローンがあったりするんだそうです。
また、労働金庫は通帳がありません。普段、何気なく使っている通帳ですが、作るのには、たくさんのエネルギーとコストが要るそうです。よく考えれば、紙も厚くて丈夫そうだし、磁気が施してあったりと、結構作るのは大変そうですよね。最近は、銀行でも通帳を発行するかしないか、選べるところもあるようですので、無通帳を選ぶ、というのもエコなお金の使い方のひとつかもしれません。
そして、学生に多かったのが「ゆうちょ」こと郵便局。全国に支店があるので、仕送りにも便利なんですよね。郵便局の場合は、「国際ボランティア貯金」と呼ばれる利子の一部を発展途上国の人々のために寄付できる制度が存在していたのですが、2007年9月をもって取り扱いはなくなったそうです。
また、クレジットカードの中にも、使ったお金の一部が寄付に使われるようなものがあるそうです。「社会貢献型カード」と呼ばれるもので、クレジット会社が得るはずの利益の一部が寄付されるという仕組みになっています。身近なところで、大崎市の蕪栗沼の保全に役立てられる「蕪栗カード」の紹介がありました。
その他、企業としても、化粧品の動物実験を廃止していたり、固形シャンプーを導入していたり、コミュニティトレードと言って、少数民族と直接取引している企業もあるそうです。その商品を扱っている企業がどんな企業なのかを知るのもエコにつながりそうですね。
最後に、RNECSの小吹くんから「ガスと電気」についての発表がありました。ガスや電気の使用料とCO2排出量から、どちらを使えばよいのかを調べてきてもらいました。パンを焼くとき、お湯を沸かすとき、ご飯を炊くとき、などで比べてみた結果…?どうやら小吹家の場合は、ガスのほうが安くてCO2排出量も少ないようです(量り方や使用品の種類で変わると思われますので、ご参考までに…)。
今回は、今まであまり気にしていなかった、自分の預けている銀行の融資先が気になってきた2時間でした。
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