㈰日本製紙株式会社 石巻工場 |
最初におはなし |
大型トラックで運ばれてくる古紙 |
古紙の中には・・・ |
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石巻工場の概要の説明がありました。
N6という最新式のとても大きな機械があるそうです。が、一方紙需要の減少や不景気で止めている機械もあるそう。 |
ブロック状に固められて雑誌などの古紙が山積みになっていました。圧巻・・・ |
古紙の中には、リサイクルできないものも。ノートのプラスチックの表紙や、雑誌の表紙で厚くコーティングされたものなど・・・リサイクルできません。 |
古紙の中の異物 |
排除された異物 |
紙を作る機械 |
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運ばれてくる古紙の中には、鉄くずやパイプなどもあります。確証はありませんが、回収業者が古紙のほかにも鉄くずを回収しているため、混ざるのではないかと思われます。 |
大きなドラム缶で古紙は溶かされます。そこで溶けなかったものが排除されています。プラスチックの表紙などが多いですね。 |
これはN5という紙を作る機械です。端から端までが見えないくらい長い!!1つの機械で紙の繊維を吹き付けて、乾かして、裁断して、ロール状の紙ができあがります。 |
製品にならない紙 |
水の浄化設備 |
木材のこだわり |
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少しでも紙のなかに粒や点があると商品になりません。機械で排除された紙ですが、人の目にはなかなかその点が見つけられない・・・十分使えるのにもったいないです。 |
紙を作る工程には大量の水を使います。溶かしたり洗ったり、工程で汚れた水は工場内の浄化設備できれいにしてから海に返します。 |
紙は木を使います。その木もなるべく環境に不可をかけないようにと、海外で植林し、大きくなるのを待ってから材料として使います。そしてまた木を植える・・・そのサイクルを確立しているそうです。 |
この後、工場の食堂の会議室でお弁当を食べました。
その間も参加者からはさまざまな質問が飛び交い、ひとつひとつ丁寧に対応してくださったスタッフの方々、ありがとうございました!!
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㈪石巻東部浄化センター |
最終貯水槽 |
覗き込んでいるのは・・・ |
汚水です |
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微生物がきれいにした水ですが、最終貯水槽で最後に異物を沈殿させ、上澄みだけを海に流します。 |
なかなか見ることができません。気をつけながら中を覗き込みました。 |
見ているのは、数日前に流れ込んできたとてもとても汚い水。どうやら周囲の工場廃水のよう。こんなに汚いと、微生物も処理しきれないので、少しずつ少しずつ他の水と混ぜて流すそうです。 |
説明いただきました |
数日前に流れてきた汚れのひどい水のため、お忙しいようでした。
微生物も私たちと同じなのだという言葉が印象的でした。「私たちが飲めない『油』や『薬品』は微生物にとっても毒なんです」と。
油はなるべく流さないようにしてください、洗剤よりも石けんを、と願いが込められた言葉でした。
短い時間になってしまいましたが、いろいろとご説明いただき、ありがとうございました!
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機械や化学薬品で水を処理するわけではなく、私たちと同じ生き物である微生物に食べてもらっている。その管理をしているだけなんです、とのこと。 |