公益財団法人 みやぎ・環境とくらし・ネットワーク

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執筆■廣重朋子  2007/12/4up
「インターネットにもエコが?!」
 テレビやエアコン、給湯器や冷蔵庫、プリンターにコピー機…家庭や会社の電気機器はどんどん増えています。省エネ性能は改善されているものの、電気機器と同様に発電量も増える一方です。

 さて、そこで問われるのは、自分は何ができるのか??

 日々の生活を慎ましやかに過ごしたり、買い物の時にエコ製品か確かめたり、買うのではなく使わなくなったもので工夫を凝らして作ったり…。いろいろなことを試してみるのがまず一歩。エコバッグもマイ箸も一歩です。
 その中で、私が最近気になっているのが、インターネットを活用した環境への取り組みです。
 なぜならインターネットは私にとって頻繁に利用している生活必需品であること。そして、環境にあまり興味のない人の多くが日々利用しているツールだからです。
 インターネットの企業は、急速に力をつけてきています。電気を大量に使う側のインターネット企業。
 と同時に社会の動きに最も敏感な会社です。そのインターネット企業の中に環境へと力を注ぐところが出てきています。
 例えば、広告収益の15%相当分を環境保護団体に寄付する「緑のgoo」、環境NGOへのクリック募金や買い物募金などをそろえた「イーココロ!」など。どちらも利用者に投資を求めるものではなく、普段のインターネット利用に一工夫するだけでよい仕組みです。このような仕組みのサイトが運営できているということは、それだけ社会の環境への感心が高まっていること。そして、環境への取り組みが企業運営とつながっているということ。
 忙しくて環境の取り組みが実行できない人でも、一歩を踏み出せるのではと思うのです。
 もちろん、インターネットの活用法以前にパソコンの使用量を減らすことが大事です。
 けれど、環境とはつながらないと思っていた、普段何気なく使っているインターネットの中にも「一歩」が隠れているのです。

 普段の生活の中にも、実は「一歩」が隠れていることも多いのではないでしょうか。
 隠れた一歩を見つけて、ひとつずつやってみるのは楽しいですよ。
 
 さて、今月のClub-Forestでは、最初に記述したエネルギー問題について、新エネルギーの話をしたいと思います。
石油・石炭がエネルギー源の7割を占める日本では、電気使用量を減らすことと同時に、新エネルギー導入の検討が必要です。新エネルギーには太陽光や太陽熱、風力、バイオマス、燃料電池などがありますが、現在のエネルギー源として占める割合は約1%。宮城県には鬼頭の地熱発電、白石の廃棄物発電、学校や公共施設の太陽光発電が主な新エネルギー発電です。東北の拠点、仙台を抱える宮城県にとって重要な、新エネルギーについて理解を深めたいと思います。

 ひとりきりでは新エネルギー導入は難しいけれど、一緒ならできるかもしれない。

 ひとりひとりの一歩と、周りのひとたちと一緒なら数十歩? 

 どんどん歩いていきましょ!

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